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夏の草取り 7月12日(日)

7月12日(日)
 サトイモ、ヤーコン、ゴーヤなどの畑の草取りに、NPO会員3家族6人と土日農研の会員夫婦の計8人が出動。特にサトイモとヤーコンの区画が大変。ジャガイモ掘りで出動したときなどに時間を作って草取りしていましたが、追いつかず、文字通り草ぼうぼう。炎天下、サトイモだけで300株ばかりの畑の草取りにせっせと汗を流しました。

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サトイモはすでに40~50cmにも伸びています。サトイモは肥料を食う代表的な作物。何度追肥してもいいぐらいで、この日も草取りの後、畑の隅で発酵させている籾殻入りの鶏糞をサトイモの根元にぐるり散布してやりました。鶏糞はじわり分解され、サトイモを生育させていきます。8月に草も、もう1回ぐらい取ってやれば、あとは芋の葉が伸びて草取りの必要もなくなります。そして11月、収穫です。
キレイになった畑を地主の永瀬師匠と一緒にながめました。労働のあとの爽快感を味わうボクに、師匠がポツリ言いました。「サトイモが喜んでいるよ。キレイになったし、肥料ももらったし」と。まったくその通りです。作物が喜んでいる、とは土日ファーマーもお百姓さんも、その感覚は一緒なのですね。
サトイモの草取りを黙々と進めるわれわれに10時ごろ、「小昼」にどうぞ、と師匠から茹でたトウモロコシが差し入れられました。「甘ーい」とみんな大喜び。今シーズン、初のトウモロコシというメンバーもいて、師匠に大感謝でした。

s-090712NPO.jpg作業後、何人かにジャガイモ発送の梱包作業をし、小粒のジャガイモを出動者で分けて店じまいしました。ジャガイモも今年はこの日で全部捌けてストック・ゼロ。ちょっぴり寂しいやら・ほっとするやら、でした。     (7月30日  文責・宮崎)

企業の農業参入加速、という日本経済新聞の一面記事に注目(09/07/18)

■企業の農業参入加速――規制緩和背景に イオン3年で10農場、の記事に注目(7/18)
 今年6月に「農地法」が改正されたのを背景にした企業の動きを、日本経済新聞が特集した。改正農地法では、まだ企業が農地を買い取ることができることにはならなかったが、企業の参入を促すための規制緩和が種々行なわれた。記事では茨城県内を中心にした企業の事業展開が計画も含めて紹介されている。なぜ茨城県が多いのか、「NPO食と農」の農場も同県内なので、その意味でも興味深い。その検証は追って行なうことにして、今後、全国各地でこの種の企業活動が強まることは間違いない。記事の全文を以下に。

企業の農業参入が加速してきた。イオンは茨城県を手始めに3年間で全国十数か所の農場を運営し、1~3割安いプライベートブランド(PB=自主企画)野菜
を販売する。食の安全意識の高まりに加え、参入を促す規制緩和をテコに、ワタミやカゴメなどがすでに始め、セブン&アイ・ホールディングスも全国展開を計
画中だ。小売りや食品関連の大手が履歴の明確な野菜を低コストで自社生産する動きが広がることにより、農業活性化にもつながりそうだ。

 
イオンは企業が自治体から農地を借りる「農地リース方式」を使い、茨城県牛久市の2.6ヘクタールの土地で小松菜や水菜、キャベツなどを9月から生産す
る。参入のための新会社を10日付けで設立した。生産した野菜は青果市場を通さず自社の物流網活用などでコストを削減し、店頭価格を抑える。初年度は約
300トンを収穫し、茨城県や千葉県などの「ジャスコ」15店でPBとして販売する。

 3年後には牛久市の農地を15ヘクタールに広げ、収穫量も1500~2000トンに増やす。今後は北海道から九州まで同規模の農地を広げてPB野菜を販売し、3年後にはPB野菜の売り上げは年間数十億円になる見通し。

 イオンと並ぶ二大小売りのセブン&アイは、農家や農協との共同出資で千葉県に農業生産法人を設立する形で2008年に参入した。農協や農家と連携しながら、今後2年以内に全国10ヶ所に同様の農業法人をつくる。

 先行参入した食品関連大手も事業拡大に動いている。居酒屋のワタミは生産した野菜を自社の約600店でサラダなどに使用しており、13年までに農場の規模を現在の約480ヘクタールから約600ヘクタールに広げる。

 食の安全を巡る問題が後を絶たない中、企業は生産履歴のはっきりした商品を扱っていることを消費者にアピール。農地の担い手不足で耕作放棄地が拡大しているため、野菜などの安定調達基盤をつくる狙いもある。

 
政府は特に00年以降、企業の農業参入を後押しする制度を整備し、05年からは農地リース方式が全国で認められた。同方式で農地を借りられるのは市町村の
指定した場所に限られ、耕作放棄地も多かったが、今年6月に成立した改正農地法が年内にも施行されれば賃借が大幅に自由になる。同時に、原則10%だった
農業生産法人への企業の出資制限も緩和される。

 こうした仕組みを活用してオインやセブン&アイは事業を急拡大するほか、新規参入も増えるのは確実だ。ただ、安定した品質の野菜を大量生産していくには、ノウハウの確立や農業従事者の育成・確保が課題となる。

 

*    企業が農業を手掛ける主な事例*

・イオン(2009年)茨城県で農地リース方式で参入。1~3割安いPB野菜販売へ。

・セブン&アイ(08年) 千葉県に農業生産法人。今後2年内に全国10ヶ所に法人を拡大。

・サイゼリア(00年)  7月末からルッコラなどを水耕栽培。店舗でサラダなどに使用。

・モンテローザ(08年)  牛久市から農地を借りて野菜栽培。居酒屋「白木屋」などで使用。

・カゴメ(1999年) 全国8ヶ所の大型菜園でトマトを栽培。食品スーパーなどへ供給。

・JR東日本(09年)茨城県石岡市の農協と共同で法人設立。駅のそば屋の食材に利用。

(さらに…)

「2009年栗拾い」参加者募集

9月5日か6日/12日か13日/19日か20日 の3週末に以下の要領で実施します。

<場所>
茨城県石岡市宇治会の「NPO食と農」管理の「八郷マロン・パーク」
地図のフルーツラインの「宇治会」の信号を北へ向いて左折。400m先の左側。
(信号の右手前にコンビニ「セイコーマート」。栗園にはNPOの看板)
地図はこちらから.pdf形式でダウンロードおよびプリントが可能です。
Google Mapでのご確認は下記を参照してください。


より大きな地図で 無題 を表示

<栗拾い要領>
*料金:大人1人1000円、小学生以下の子供1人500円。幼児無料。
     1人3kgまで拾えます。
*開園:am9時~pm5時。好きな時間にどうぞ。テントの下や樹下で飲食もできます。
*受付:事前にお申し込みを。実施期間中、園内に係がいるときは当日でもOKです。
    お申し込みを受け、ご希望の日時に係が栗園で待機し、栗を拾って頂きます。
    受付担当・宮崎=電話:0467-31-3054/e-mail:kafumita3831@yahoo.co.jp
*その他:NPOでは毬栗を機械にかませ栗だけを取り出す収穫機を製造中です。
     今期に間に合えば、栗拾いを楽しんで頂く以外に産直販売もいたします。
*お願い:来期のために栗園の管理作業(草刈りなど)をする「栗十字軍」を募集します。
     栗十字軍にご登録頂き今秋~来年へかけボランティア活動をして頂きます。
     最低1回の出動でよく農作業を楽しんで頂くのが主旨で、栗拾いも低料金で出来ます。当  
           ページ・アーカイブスで09年募集要項を参考にして下さい。

サツマイモ苗植え:6月18日

6/18(木)。梅雨の最中の、天候不安定な日。午後2時ごろ茨城県行方市芹沢の協力農家・笹目さん宅へ車で。ベニアズマの苗500本を1本5円(市販の半額)で分けていただき、20kmばかり離れた石岡市のNPOファームへ。畑ではすでにサツマイモ用のマルチ掛けの畝を作っていて、畦の上に小さな穴をあけることから早速、作業を開始しました。雨よ降るなよ、と祈りながら。作業は簡単。穴に苗を突き刺していくだけなので。といっても本数があり2時間かかりました。途中、晴れ間ものぞき、いい汗流せて、よかったあ。

s-090623NPO01.jpgサツマイモ栽培のプロ笹目さんの作る苗は、消毒されウィルスフリー。
病気の心配がなく安心して作れます。
10数年も毎年分けていただいているんです。
ただ今年は、笹目さんが春先にケガをし苗作りが遅れたため1ヶ月遅い苗植えでした。
でも、時期的な問題はなく、多少収穫が遅くなるだけとのこと。

100日後、9月末に収穫です。じっくり育て、収穫を楽しみに待つことにします。このあとの作業は、主として畝の間の草取りとツル返し。草取りが大変ですが、写真でご覧いただくように、畝と畝の間に新聞紙を敷き詰めました。これが雑草の発芽や成長を抑えてくれて、抜群の省力効果を発揮するんです。ジャガイモの栽培にも利用できます。オススメですよ。

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会員の皆様、どうぞ9月の収穫をお楽しみに。途中の草取り、そして収穫の体験農業、歓迎します。追って当HPでそのご案内をいたします。

行方市や鉾田市は、茨城でもサツマイモの主産地です。行方市芹沢は新撰組志士・芹沢鴨の出身地。生家が保存されています。興味のある方、霞ヶ浦べりのドライブがてら訪ねると良いですよ。
(6/18。宮粼記す)

栗畑の下草刈り:6月13日(土)

s-090623NPO03.jpgNPO栗畑は、36アール。かなり広いです。

石岡市宇治会のどにちファームとNPOファームに隣接する栗畑は、当HPで「栗十字軍」募集を謳っている、09年からの新しいNPO果樹園です。

近くの高齢農家の依頼を受けNPOが耕作管理を受託しているのはすでにお知らせしている通りです。

管理は、下草刈りが重点。08年まで管理が手抜きされていたためセイタカアワダチソウなどが跳梁跋扈し、去年の立ち枯れた太い茎(2mもある)が乱立し、その間から今年の茎が群生したりしていて、草刈りは想像以上にタイヘンでした。草刈り機2台を使って切り倒し切り倒し、一通り刈り終わるのに4月から2ヵ月半もかかりました。1週間前の6月7日(日)にはNPOファームの地主・永瀬さんが草刈り車を駆って手伝って下さり、それで一気に草刈りが進んだのでした。

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ここまで草刈りに出動したのは、NPOファーム耕作の主力部隊員のツボカワさん、不肖宮粼夫妻を中心に、ミズタニさん夫妻、そして十字軍に名乗りを上げていただいたアサイさん、タカギさん、さらに土日農研のメンバーで栗畑を「マロンパーク」と呼べるよう変身させたいと情熱を燃やし助っ人となっていただいているイシカワさんと友人ヤベさんの9人。

憚りながら宮粼が理事長の責任感もあって老体に鞭打ち、ガンガン、そしてヘトヘトになって作業を引っ張っています。

もちろんIt’s my pleasure で。ヘトヘトになっても、写真のようにキレイになる畑を見るのが、得も言えず嬉しく爽快で。そして作業終了後、好きなアイスクリーム1個も食べれば元気回復し、キレイな畑を思い浮かべ、働き甲斐をじわーっと感じて。

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きっと、十字軍のみなさんも、それぞれに働き甲斐と労働の楽しさを実感し作業されたものと思っています。今、一通り草刈りをクリアーし、1回目に難渋した枯れ枝や棒切れなどが片付いた状態なので、2度目以降の草刈りは、滑らかに草刈り機を動かすことができるでしょう。
6/27、28に、2度目の草刈りを、また8/29、30に3度目の草刈りを予定しています。2度目以降の草刈りに数人が名乗りを上げて下さっています。さらに新たな参加者も求めつつ、9月の栗拾いを迎えたいと願っています。

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栗拾いのみを(申し訳ないけれどと)希望している人もいます。6/27にジャガイモ堀りを体験する東京の小学生(約10人)も、2度目の農業体験として栗拾いをすることになりそうです。栗拾いの日程については改めて当HPでご案内します。皆さん、どうぞお楽しみに。     (6/23。宮粼記す)