プロフィール

「NPO食と農と健康」(正式には「特定非営利活動法人 食と農と健康」)は、2014年6月6日付で、神奈川県の認定を受けたNPO(Non Profit Organization)です。
初めは2008年に、東京都の認定を受けて活動を開始しましたが、事務局を担当した理事が東京都福生市から転居した関係で、事務局に置いていた法人の所在地を理事長宮崎の自宅に移す手続きを2014年初めから進め、新所在地を管轄する神奈川県から、ようやく今般、新たな認定を受けたところです。

所在地を移転するのに合わせて、法人名を「食と農」から「食と農と健康」に改めました。
定款でも謳っていますが、会の活動のテーマをその3つにしていることに鑑み、法人名もこの3つを謳い込んだものにしようと考えました。

神奈川県の決定に、書類提出から何ヶ月も要しました。
ただいま認定作業とは別の、所在地移転の行政手続きを東京都(転出元)と神奈川県(転出先)に対して行っていて、それを受け、次に法務局(横浜地方法務局湘南支局)へのその旨の更新届けの手続きが待っています。諸手続き、本当に面倒です。

会は、会員制です。今般、法人名を「食と農と健康」としましたが、その名の「食」と「農業」と「健康」に関する国民の理解を進める活動を通し、国民の食のあり方が正され、停滞いちじるしい農業が振興し、国民の健康増進が正しくなされることを目指そう――というのが会の目的です。
特に40兆円を超え年々膨らむばかりの国民医療費の問題は、食習慣と生活習慣を正すことによって病気を予防するという国民の認識と実践なくして、解決はないと考えていて、新体制の下、以前にも増して活動に力を注いでいきたいと思っています。

認知症にどう立ち向かうのか、いまこそ広範な活動が展開されなければなりません。

活動は、大きく2つの柱から成ります。

1つは啓発活動。
東京飯田橋の東京ボランティアセンターを主舞台にしたシンポジウムや講演会の開催です。
会員を中心に一般参加も仰いで、会創設以来、毎年何回か行ってきています。
過去には文京区の1500人収容のホールで、発酵学でおなじみの小泉武夫先生(東京農業大学名誉教授)とTVの料理番組でひっぱりだこの赤堀博美先生(赤堀料理学園長)の講演会を開いたこともあります。

2つ目は、体験農園の運営です。
茨城県石岡市(旧八郷町)の農家2人の方のご協力を得て、「NPOつくば農場」と称する農場を2つもって(借地)、芋類を中心に、メンバーのうちの希望者が月1~2回、自家用車で出動し、芋や大根などの野菜作りに汗を流しています。
「共同耕作者」が現在6人で、通常は6人が出動しますが、他の会員で農業体験をしたいという人、作業支援をしようという人達が随時出動しています。
収穫物は共同耕作者で分配するのが基本で、作業支援や農業体験に訪れた人達にもプレゼントとして分けてあげています。

1,2とも参加費が必要です。気軽に参加できるよう安く設定しています。お問合せ下さい。

創生期には芋類などを会員を中心に産直購入してもらっていましたが、それが収益活動になるという税務署の判断となり、税負担などで会の財政を圧迫していました。
そのため農場経営においては収穫物の販売をやめ、シンポジウムや講演会も資料代による低額の参加方式にし、税務署から「事業中止」法人との承認を得て、それを基に都から条例による法人地方税の免除を得て、現在は収益事業をしない法人として運営しています。
神奈川にも免税措置があって、助かります。NPOって、何? といろいろ考えさせられます。

会の定款と併せて、この懸命の「草の根」活動をご理解いただければと願っています。

会は、ご覧のホームページをもち、農場での作業の模様を発信しています。
また理事長のブログ「ほぼ毎日ペンとパン」を置き、会の活動状況や森羅万象の日々の所感を、なるべく頻繁な更新を目指して発信しています。“ほぼ毎週”にもなりがちですが、どうぞ、ときどき覗いてみて下さい。

なお、宮崎は新聞記者OB。トシをとっても現役の物書きです。

いま70歳。つくば農場の地主の1人は85歳。ひとつの目標です。

以上、会の簡単なプロフィルです。皆様のご入会をお待ちしています。

(2014年7月10日。理事長・宮崎隆典)