農業アラカルト3

11月25日/

[「農作業で健康長寿」の見出しの新聞の社説・・・日本農業新聞]

◆11月4日の日本農業新聞の社説の一部を抜粋します。嬉しい見出しなので。(当たり前のこと! ですが。かつ日付は少し古いですが)。以下です。

◆<群馬大学の町田大輔准教授は、60~69歳を対象に市民農園・家庭菜園で農作業をする500人と、農作業をしない500人を調査した農水省(12年)のデータを分析。「する人」は「しない人」より、運動習慣や身体活動、野菜採取、地域住民とのつながりが多かった。町田准教授は、「年長者の健康推進施策」の一環として農作業を取り入れることを検討するとよいだろう」と結論付けた。

京都大学東南アジア地域研究研究所の野瀬光弘連携研究員は、高齢者による農作業の有無などと心身の健康度合いとの関係性を調べた。75歳以上の260人を(平均年齢81・6歳、男性96人、女性164人)調査した結果、男性では、農作業を「している人」は「していない人」よりも運動能力が高く、心身の健康度合いも良好だった。>

◆データはずいぶんラフですが、わがNPOのメンバーからすれば、当然の調査結果、当然の“傾向”だと思えます。メンバーの中には庭先農園や市民農園で野菜作りをしている人もいます。それにしても、市民農園はどこも供給量が少なく(私の鎌倉も然り)、やりたくてもやれない人が一杯いるはずです。

「健康作り行政」の推進をもっと強力にやるべきだし、その一端として市民農園の拡充に本気で取り組んでもらいたいと、改めて声を大にして言いたい。ほんの少しの予算を振り向ければよい話です。

◆農業大好きの私も、年々トシを取ってきて(いま78歳)、筑波山麓まで通うのがなかなか容易ではなくなってきたので、なおさらです。家の近場で10坪ほどでOK,借りられるところがあれば・・・と触手を伸ばしています。                  (宮﨑記)