3月30日「日欧の有機農業の現状と行方」講演会
3月20日。
3月30日に、わがNPOの「食と農と健康を見直す~医食同源研究~の第6回講演会を開きます。演者は、和泉真理さん(JC総研客員研究員)。講演は、日欧の有機農業の現状と行方がテーマです。有機農業が低空飛行のままの日本(普及率0,2%)に対し、ヨーロッパ各国は普及率が4~5%と日本とは比較にならないほど力強い生産・消費である現状を、和泉さんが現地取材を基に語ります。
有機農業後進国の日本。日本の農業のあり方、食のあり方、を真剣に考える機会になることを期待し、重要な課題であるため、一人でも多くの市民に参加して頂きたく、今回は特別に参加費無料といたします。事前に電話でお申し込みを(宮崎まで。携帯080-5087-9777)。多数の方のご参加をお待ちしています。講演の内容は、以下です。
【「NPO食と農と健康」/「一般財団法人都市化研究公室」共催による講演会】 『食と農と健康を見直す~「医食同源」研究会~』第6回講演会
**日時:2016年3月30日(水)午前10時~12時。**場所:東京ボランティアセンター(JR飯田橋脇セントラルプラザビル10F。03-3235-1171)。
**演者:和泉真理さん(JC総研客員研究員/日本有機農業団体中央会理事)**演題:『どこへ向かう日欧の有機農業~伸びるヨーロッパと停滞する日本を見る~』
講演内容・・・・日欧の有機農業に詳しい和泉さんに、イギリスを中心としたヨーロッパ各国の有機農産物の力強い生産・消費の現状を、低空飛行のままの日本の有機農業と引き比べながら語っていただきます。有機農業に限らず、農地での生物多様性や環境保全の取組、また、GAP( Good Agricultural Practice=適正農業規範)など、流通業者や消費者の取組も概説していただきます。同じ先進国であるヨーロッパの人々が農業にさまざまに関わる様は、日本の生産者と消費者に何が求められているかを考える手掛かりになるでしょう。ヨーロッパの有機農業の取材を精力的に続けておられる和泉さんの、ホットなレポートにご期待下さい。
和泉さんから次のようなメッセージです。
ヨーロッパを旅行したことがある方は多いでしょうが、車窓から見える美しい農村でどのような農業が行われているかを知る機会はなかなかありません。ヨーロッパでは有機農業が盛んだと言われていますが、その実際はどうなっているのでしょうか。今回は、英国を中心にヨーロッパの有機農業や有機産品市場の様子を紹介します。日本と同じ先進国であるヨーロッパの農業の姿から、日本の農業のさまざまな可能性が見えてくるのではないでしょうか。講演のあと参加者のみなさんと意見交換するのを楽しみにしています。 (3/20.文責:宮崎)