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「放射能汚染問題と向き合い、われら食と農を語る」鼎談分割公開1回目

8月29日 How are you doing

表題の放射能汚染問題での「NPO食と農」主催の4人による討論会を公開します。
その1回目。放射能汚染の影響をどう判断するかは、専門家の間でも意見が分れます。
本討論においても、論者によって判断が分れます。そのことを前提にお読みください。

【「NPO食と農」による討論会 】
  タイトル「放射能汚染問題と向き合い、われら食と農を語る

  主催:「NPO食と農」 後援:「財団法人都市化研究公室」

11711日に「財団法人日本消費者協会会議室」(東京水道橋)で開いた
 討論を公開します。
討論は、宮崎が筆耕し各人が校正したものです(相応の時間を要しまた)。

※放射能の人や環境への影響については、発言者のもつ専門的知識や情報に基づく発言者自身の判断であり、それが絶対と言うものではありません。しかし、率直に発言し合うことを申し合わせての討論会でした。遠まわしなあるいは曖昧な発言では意味がないと全員が考えたからです。そうした
討論会であることをご了解の上お読みいただき、ご参考にしていただければ幸いです。

※討論を通して明らかになった課題については、政府などに対する働きかけも含め、効果的な方法を考えて提言や具体的なアクションに繋げていきたいと考えています。

<討論者4人>

小若順一(NPO食品と暮らしの安全基金代表、市民運動家)

 澤登早苗(恵泉女学園大学人間社会学部 学部長 教授、農学博士)

 松下元之(NPO食と農監事、デュ・アン漢方スパ経営、薬剤師)

 宮崎隆典(NPO食と農理事長、ジャーナリスト)

宮崎)今日はお忙しいところ、「NPO食と農」が企画した討論会に

被災地の蝿対策をどうする?

8月24日 How are you doing

東日本大震災の被災地では、蝿が大発生していると聞きます。相当ひどいと。
発生源を経つのが一番。でもそれは無理。では蝿を遠ざける忌避剤はどうだ。
忌避剤ならインドセンダン=ニームだ。ニームを贈るか、そう結論付けました。
「NPO食と農」の筑波農場での恒例のBBQパーティ(8/20)の「結実」でした。

ニームの実から薬効成分を抽出しコルクに浸み込ませて忌避剤と成した商品に
「ねずみさんバイバイ」というのがあります。ネズミのほかハクビシンやイノシシ、
さらに蝿や蚊といった害虫・害鳥・害獣に、忌避剤として効果抜群だといいます。
それを販売する「シィツゥシィ」という会社が、「NPO食と農」の法人会員なのです。
同社社長の小林利夫さんが1000個単位で、「NPO食と農」を通し被災地支援に
差し向けたいと、パーティの席で宣言しました。もっとも良い形で被災者の方々の
役に立つようにしないといけません。8/31にミーティングし具体策を協議します。

被災地のために我々は何をすべきか・・・。パーティでは侃侃諤諤の議論をし、
「何でもいい。各人が出来ることを継続してやっていこう」と確認し合いました。
「NPO食と農」はジャガイモの農産物支援に続き、今度はニーム寄贈の橋渡し
をします。第3弾、第4弾として何ができるか!!! 皆さんお力をお貸し下さい。
秋にはサツマイモ・サトイモを500kgとか600kg贈る計画です。宅配運賃の
捻出が一つの課題です。何かいい方法ありませんか、お知恵をお貸し下さい。

ニームはインド原産で、薬木として葉・樹皮・実が様々に利用されているそうです。
日本にも、”ニーム事業”をするNPO法人もあるようです。ネットにいっぱい情報
があります。検索してみて下さい。
日本では「栴檀は双葉より芳し」の栴檀。僕がガキのころ熊本でも沢山見ました。
実をつぶし脂分で手を洗っていた記憶があります。でも近年なぜか各地で激減。
悪臭を消すために手を洗っていたのか「?」ですし、激減の理由もわかりません。
いま日本では、インドニームは沖縄でないと育たないそうで、アグリベンチャーや
バイオベンチャーがニーム製品の商品化やら原木植栽を企図しているようです。

ネットで探すと、インドニームの苗を育てて販売している企業のページもあります。
たいして高くないので(関東で育つかどうかですが)買ってみるのも悪くないかも。
お金をかけたくなければ、日本産の栴檀の実から実生を育てる手もあります。
千葉県佐倉市の佐倉城址公園内に栴檀の大木があり、秋~冬に実が拾えます。
ニームが僕にとって”生々しい存在”ではなかったときの、同公園での栴檀との
出会いでした。今秋、再訪して実を拾い苗を育ててみるか、などと思っています。
                             (8月24日 宮崎記す)

湘南童謡楽会を立ち上げます

8月23日 How are  you doing

長い「ページの夏休み」をしてしまいました。みなさん、すみません。
お詫びばかりで、恥かしいです。鋭意ほぼ毎日を、心がけますので、どうかまたお付き合いを。
お盆だけは休みましたが、「湘南童謡楽会」を10月から立ち上げるべく、身体は無休でした。
会員みんなで例えば童謡「故郷」を歌う、たまにはクラシックの名演奏を聴く、といった月例会を
広く音楽を楽しむ「楽会」として、湘南地域で展開して行こうというのが、この運動の目的です。
なじみの童謡や愛唱歌を声高らかに歌い名曲の生演奏を聴いて、元気を得ようというわけです。

鎌倉や藤沢などには東日本大震災の被災者の人たちも避難し、再起を期して暮らしています。
その人たちを月例会に招待し、ひとときの音楽の愉しみに浸っていただくべく具体の準備中で、
会員と一緒に、「故郷」などを大合唱したいと考えています。
月例会の会場は鎌倉や藤沢などにしますが、会員はどこにお住まいの方でもウェルカムです。
月例会はワンコイン(500円)で参加できます。入会案内(趣意書)を下記します。ぜひお仲間に。


 「湘南童謡楽会」の設立趣旨と入会ご案内 
「湘南童謡楽会」は、
20111012
日、歌好き・音楽好きの人たちの同好会として藤沢市労働会館
で第一回月例会を開いて誕生します。
 月例会では主として、童謡や愛唱歌や歌曲を指導者と一緒にみんなで歌い、ときにはクラシックの
演奏を鑑賞します。なじみの名曲・かくれた名曲を、歌詞や曲想をよく理解し情感豊かに歌い、歌う
歓びに浸り、そこから元気勇気を得てもらおうというのが狙いです。
 指導者には必要に応じて「楽典」の解説などもしてもらい、音楽を深く味わい広く楽しむ「楽会」
にします。クラシックの鑑賞と合わせて人々の日常に「歌あり音楽あり」の生き方が定着するきっかけ
になればと願っています。
 要は、日本独自の文化である童謡や愛唱歌や歌曲を日常もっとたっぷり歌い「歌の感動」をたっぷり
味わおうというわけです。歌唱指導者の確かな指導と軽妙なトークで最高の感動が得られるはずです。
それで日々のストレスもきっと発散され、身体の不調も吹き飛ぶかもしれません。

いささか堅苦しい話になりますが、一昔前、デカンショと称されたドイツ近代哲学三峰の一人ショ
ーペンハウアーは、欲望と不満と苦悩に満ちた人生においては音楽や詩などの「芸術」が救いだと説き
ました。
2世紀を経て、その言葉は今日にぴったり当てはまるではありませんか。それを信じて私たち
は湘南の地に、「童謡・歌・音楽のうねり」を起していきたいと念じています。

また、急進展するデジタル社会において一層、ヒューマニティを深める素ともなる音楽の重要性が
高まっていくでしょう。私たちのこの音楽運動は、高齢化社会だからこそより必要となる老若男女が
融合し合う社会作りにも合致していると考えます。

このような認識に立って、音楽を愛する湘南の仲間8名が初期運営委員となり、会を推し進めてまい
ります。趣旨に賛同していただける方々のご入会を心よりお待ちしています。そして会員皆様のご意
見を聞きながら、クラシック演奏者のご推薦(自薦も含め)などのご支援も仰ぎつつ、活力と融和に
満ちた会に育てていきたいと思っています。

なお、2011年の月例会につきましては、一部、指導者が未定ながら、3か月分の月例会の会場と日程
は下記の通りの予定となっております。

皆様のご理解とお力添えを心よりお願い申し上げます。下記の入会手続きにより、奮ってご参加下
さいますようご案内申し上げます。

< span style="font-size: x-small">                            湘南童謡楽会代表 宮崎隆典


2011年の月例会の予定>

1012日(水)午後2時開演。場所:藤沢市労働会館。歌唱指導:おざきかよさん

119日(水) 午後2時開演。場所:藤沢市労働会館。歌唱指導:未定

12月6日(火) 午後2時開演。場所:鎌倉市生涯学習センター。歌唱指導:おざきかよさん

●藤沢市労働会館  TEL0466-26-7811 
JR藤沢駅より徒歩13分。
北口→「さいかや」脇→「南仲郵便局」→本町1丁目交差点(信号)の右側

●鎌倉市生涯学習センター TEL0467-25-2030 
JR鎌倉駅東口より徒歩3分。鎌倉中央郵便局隣り。


<参加の仕方>
*会事務局(宮崎方。TEL0467-31-3054)へご連絡頂くか、月例会当日、受付でお申し込み下さい。

*年会費1000円と参加費500円を受付でお支払い下さい。翌月からは参加費のみで参加出来ます。

*受付でテキスト(歌集、1000)をお買い求め下さい。参加するときにその歌集をご持参下さい。

◆テキスト代を含めて初回は2500円が必要です。次回からは500円の参加費のみで参加出来ます。

                                                         (以上)

サトウキビからプラスティック

8月7日  How are you doing

農業のもつさまざまな可能性が、国内でも海外でも、農業の現場でも企業活動でも、
どんどん広がっています。新しい情報に出会うたび、新しさや規模に驚かされます。
こうした中で・・・・・
NPOの役割は何か? その一つは、人々の「正しい農業理解」に資することです。
日本の進路は如何? 常住坐臥、アンテナを高く立て、目を見開き、考えています。

沖縄のサトウキビ産業をどう守り育てるか? そのテーマを考えるに格好のニュース
が日経新聞にありました。スワ黒船的な話かもしれませんが。先月7月20日の記事。
少し古い(溜め読み)ですが、興味のある人、参考にして下さい。以下、全文です。

 三井物産は米化学大手ダウ・ケミカルと合弁でサトウキビからプラスティックを作り
出す世界最大規模の植物樹脂コンビナートをブラジルに建設する。石油化学樹脂と
同等かそれ以下のコストで量産し、環境負荷の低い素材として世界で売り込む。総
事業費は20億ドル(1600億円)を超える見通しで2015年に年35万トンの量産に入る。
原油価格の高騰や消費者の環境意識の高まりで石化樹脂から植物樹脂へのシフト
が進むと見て大型投資に踏み切る。
 ブラジルで原料サトウキビの農園運営から汎用樹脂のバイオポリエチレンやその他
の植物化学品を一貫で合弁生産するコンビナートにする計画。ダウが全額出資して
いる現地の事業会社「SVAN」に三井物産が2億ドル(160億円)出資し、折半出資の
合弁会社に切り替える。19日に両社が基本合意した。
 ブラジルのミナスジェライス州に13年以降、年産能力24万キロリットルのバイオエタ
ノール工場を複数、建設する。15年にはこのエタノールを原料に、年産能力35万トン
の植物樹脂工場を建設する。植物樹脂工場としては世界最大規模となる。
 化学品量産の総事業費は20億ドルを超える見通しで、三井物産も比率に応じて追加
負担する予定。
 植物樹脂の生産コストは石化樹脂の1・5~2倍とされるが、ダウは反応技術の改良と
大量生産でコストを下げ、石化樹脂と同等かそれ以下のコストで生産するメドをつけた。
強度や耐久性も一般的な石化樹脂とほぼ同等という。
 植物樹脂は、生産過程で二酸化炭素(CO2)を排出しない環境素材として食品容器や
自動車、家電分野で利用が広がりつつある。三井物産はブラジルで量産する植物樹脂
を南米や北米に生産拠点を持つ日本の自動車、電機メーカーなどにも供給する考えだ。
 調査会社によると現在年30万トンの植物樹脂市場は20年には300万トンに増える見
通し。量産で価格が下がれば、普及に弾みがつきそうだ。
 サトウキビ由来の植物樹脂はブラジルの石化大手ブラスケムなどが生産しているが、
原料のサトウキビから一貫生産する大規模コンビナートの建設は初めて。
 ▼植物樹脂・・・植物など再生可能な資源から作るプラスチック。サトウキビやトウモロ
コシを分解して糖を取り出し、化学合成で樹脂に変える。植物の成長過程で二酸化炭素
(CO2)排出が増えないと見なされる。稲藁や木屑など非食料の原料から生産する技術
も開発が進んでいる。
                                   (8/7 宮崎記す)

「農」の可能性は無限~東電福島原発事故の放射能汚染農地で何をつくるか

7月31日 How are you doing

放射能汚染農地では、ひまわりなどを栽培し、セシウムなどの放射性物質を吸収させて
浄化させる方法の有効性が説かれている。
ひまわりと、他に何が有効なのか、早くその情報を総点検し明らかにしないといけない。
次に、それらをどの地域でいつから、誰がどのように栽培するか、栽培計画を作ること。
そして、栽培した作物をどう利用するか、有機質を生かしてバイオエタノールを作ったり、
プラスティックを作ったりといった工業化のプランを練り、そのためのプラントを建設する
プロジェクト計画を作ること。そのプロジェクトをどう実施するかまで含めた計画をである。

いまこそ、そうした知恵を結集しないといけない。農水省よ、農学者さんよ、頼みますよ。
とまずは言っておこう。  いや、企業も含めていろいろ検討中だとは思うが。いや、我々
NPOの出番でもあるのだが。
復興基本計画が政府決定され発表されたが(7/29)、それはあくまで総論。放射能汚染
に対する「除染法」を含めた各論はこれから発案されるのだろうが、基本計画自体が予算
をどう確保するかという観点を押さえようとするあまり、大きな「新しい国造り」のビジョンが
示されていないように私には感じられるのだが、どうだろう。それを明確にするためにいま
必要なのは基本計画を俎上に乗せ、国民的議論を巻き起こし、議論を通して基本計画に
肉付けし、薄味で霞んで見えるビジョンを「国民の力」で、味わい深いどこからでも見える
「強固なランドマーク」に作り上げることだ。

ひまわりなどを用いて除染をしつつ新しい産業を興す、という冒頭のプロジェクト案は骨太
のビジョンの中の柱を成す各論となるべきもの。いや、「農業」の可能性は無限大である。
そのことを忘れず、いまこそ知恵を出し合っていかないと。
有機物とは、一部例外の物質はあるが、端的にいえば「C(炭素)」を含んだ物質(CO2は
無機物)である。ひまわりも、ひまわり油を取るその種にも、もちろん「C」が含まれている。
いや植物はすべてそうである。そのことを忘れず、知恵を絞り合っていきましょう、ご同輩。

7月14日付けの日経新聞朝刊に「C」の利用に関する次のような記事が出ていました。少し
古いですが、参考までに全文を転記します。
<2010年にノーベル化学賞を受賞した根岸英一・米パデュー大学特別教授らが中心とな
って二酸化炭素(CO2)から化学品や医薬品を作る国の研究プロジェクトが計画されている
ことが13日、都内で開催されたノーベル賞シンポジウム「化学の未来」(日本経済新聞社
主催、帝人グループ特別協賛)で明らかになった。産学が連携し植物の光合成の仕組みや
新触媒を10年ほどかけて研究し、温暖化の原因となるCO2の削減を目指すという。
根岸氏のノーベル賞受賞成果で、触媒を使って効率よく炭素結合を促す「クロスカップリング
反応」を利用する。研究費の総額や研究期間、参加する大学や企業については文部科学省
や科学技術振興機構が現在、詰めている。
CO2は化学的に安定した物質で、炭素を取り出して化学品や医薬品の原料として利用する
のは難しい。有効利用する際にヒントになるのが、太陽光を使ってCO2と水を原料に酸素と
糖(エネルギー)を作り出す植物の光合成。プロジェクトでは光合成の詳細な仕組みを解明し、
新たに金属触媒を開発、光合成よりも4倍も効率のよい化学反応を実現する。>
                                   (8/1 宮崎記す)