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有機野菜集荷販売業の石井さんの畑でのアイドル女性の農業体験

6月10日 How  are  doing

有機野菜の集荷販売業・石井吉彦さんが指導する「体験農業」番組について書き
ます。
TV局は「テレビ東京」。第1回目の放送は68日午前1時~1時半。毎週
金曜日の早朝時間帯の放映と聞いています。
新聞のテレビ欄では「ハロ!さと農少女」と
あり、画面には「ハロー!SATOYAMA
ライフ」と出ました。

 「ハロー!プロジェクト」の若い女性アイドルたちが千葉県成田市の石井家の畑で
1年を通して野菜作りを体験し、その野菜を使い料理を作って食べて楽しむという
番組です。農業体験番組の先輩格「ダッシュ村」の女子版というところでしょう。

 石井さんは全国から有機野菜の集荷をし主に関東地区のスーパーや個人客に販売、

月商2500万円を上げていたところ東電福島第一原発事故の影響により、関東地区で

生産した野菜が売れなくなり、1000万円まで販売高を落とし苦労していることは、
先日、当欄で書きました。

いろいろ対策を練る中で、石井さんは、都会の人々に基本的なところから農業を
理解してもらうことがいまこそ必要ではないかと考えました。石井さんの両親は、
千葉県成田市の郊外の畑で50年も有機無農薬農法で野菜をつくっていますが、その
畑を都会人の農業体験の場に提供する手があるぞ、と考えたのです。

アンテナを立てていると、チャンスが訪れました。テレビ東京での番組化です。
「ハロー!プロジェクト」のメンバーたちが、石井さんの農場で年間を通して、野菜
作りを体験するというものです。

よかった!! 石井さんは有機栽培を志す農家を資金面も含めて支援しつつ集荷

販売事業をし、「有機」の普及に本気で取り組んでいます。その姿勢に感動し、彼を

ずっと(もう20年ほどになりましょうか)応援してきましたから。

 

 さて第1回目の番組です。若い6人の女性たちが石井さんの両親とともに、両親
が耕している(
石井さん自身もときどき手伝う)畑へ行きます。3月下旬のことで
した。

畑の土は見るからにフカフカです。菜の花が満開。「食べてみて」と石井さん。

「生で食べられるんですか」なんて言いながらみんながトライし「ちょっと苦い」。

次にネギを試すと「あまーーい」と口にした途端、「辛い辛い」と。農業体験とい

うか、畑に入るのさえ初めてという子ばかりのようで、感激の仕方がいかにも新鮮

です。長靴姿も初々しい。年間を通し、月に何回か畑に通って野菜作りをすること
を楽しみにしているのでしょう。そんな雰囲気が伝わってきます。

 光井とか中島とか、飯窪などとおたがいの名前を呼び合っています。番組の後で

HPを見て確認しましたが、ファンがいっぱい、書き込みもいっぱいでした(おじ
んの私は個々の名前までは知りませんでした)。

 昼食は、近くの石井さん宅へ行き、石井さんの奥さんが手作りした小松菜の漬物

を巻きつけたおにぎりや、小松菜を豚肉で巻いた鍋料理を、みんなでつつきました。

「美味しい、美味しい」と感嘆の声を上げて。

 午後、ホウレンソウと小松菜の種を蒔く畝作りに挑戦です。「畝ってなあに?」

と素朴な質問をしながら、鍬を使って慣れない手つきで畝を作りました。石井さん

の母・喜美枝さんがニコニコ顔で模範を示す、若々しい姿が印象的でした。

 次回は、ホウレンソウと小松菜の種蒔き――との番組予告がありました。

 15日(金)。未明だけれど、見るぞ――としっかり予定しております。

 

深夜の放送なので目立ちにくい番組ですが、「ハロー!プロジェクト」はボクが

知らないだけで、人気は高いようなので、番組はヒットするかもしれません。

とにかく若い女性たちが野菜作りに挑む姿はとても新鮮でした。番組を通して、
農業の大変さや、あるいは楽しさや大切さが多くの人たち
に理解され、ひいては
「石井さんの野菜」の人気がじわりと高まり、さらには原発事故
の風評被害がなく
なり彼の事業が再び輝きを取り戻すことになればいいなあ、
と思っています。

(追記)「NPO食と農」の会員のほか当欄を読んで下さっている方々への情報提供
のつもりで最初に書いた(6/10)この原稿を、沢山の方々が読んで下さいました。
不適切な言葉遣いや表現があると指摘され、今日、一部を手直ししました。
私の不明によるもので、まったく他意はありません。ご叱責のあった方々、そして
今日、表現の修正をアドバイスして下さった方など皆様にお礼申し上げます。
                         (
619 宮崎記す)

 

有薫酒蔵

6月5日 How  are  you doing

読売新聞愛読者の皆さん、お気づきですか。夕刊の「しあわせノート」の新連載。
6/4からスタートした「居酒屋ノート」と題した東京の飲み屋「有薫酒蔵」の物語。
面白いコラムです、購読していない人も、図書館などでぜひ読んでみてください。

居酒屋といっても、相当な高級居酒屋。九州・有明海の”むつごろう”が食える店。
早世した画家、青木繁の孫・松永洋子さんがおかみの店。”高校ノート”がある店。

読売本社が銀座にあった時代。そのすぐそばの銀座店と新橋駅前店。今も健在。
おかみ(美人です)常駐の新橋店へよく行ったなぁ。もう10年もご無沙汰だけれど。

昨今おつまみ270円などの居酒屋ばかりで、有薫のムルゴロウやワラスボが懐かしい。
新聞の物語は、松永さんが銀座の有薫酒蔵に初めて行った時から始まっている。

1963(昭和38年)のことだ。ざっと50年前かぁ。そのときもう銀座店あったんだぁ。
読売のこの連載はたしか5回。今後どんな「知らなかった話」が出てくるか楽しみ。

6/4の1回目。何百とありそうな高校ノートのうち岩手・宮古高校は200冊とあった。
宮古はボクが読売時代3年間赴任した所。同校OB内藤一雄さんの名があるかも。
宮古離任以来音信不通になったけれど、手懸りあるかもな。さぁ、行ってみなきゃ。

有薫酒場が懐かしい。宮古が懐かしい。青春時代が懐かしい。新聞ありがとうです。
有薫、良く行くという人、多いはずと思いつつ。ネットにも賑々しく出ています、為念。
                       (6/5  宮崎記す)

関東産の有機野菜は放射能が危ないと、購入契約中止が止まらない

5月30日  How  are  you  doing

 放射能のリスクを避けたいので、関東地区の有機野菜はもう買わないと千葉県

の有機野菜の集荷販売業者(A社)の顧客が、311以来、量販店も個人も次々と

購入を中止し、売上が激減しているそうだ。そんな社長の嘆きを昨日、聞いた。

A社の扱う野菜は「JAS有機」による格付けを得ている有機野菜が中心で、それ

プラス減農薬などの特別栽培野菜。生産者は全国に散らばっているが、関東各県

が過半を占める。

取引相手は量販店と個人で、月商合計約2500万円だったが、東電福島第一原発

事故以後、関東以外の農産物でなければ買わないと顧客離れが進み、現在約1500

万円までダウンしたという。400人もいた個人客は1割まで激減。そもそも安心・

安全な食材を求める「こだわり派」の消費者だったから、放射線量の国の安全基準は

完全にクリアしていると説得しても「関東の野菜はやっぱり食べたくない」という

スタンスを覆すことはできなかったという。

 放射能に対する過剰反応が過ぎるのでは? という見方をする人も少なくないだ

ろう。しかし、現実はそうではないということだ。安心・安全を求めるこだわり派

の消費者の判断はシビアなのだと改めて思い知らされる。

 A社の社長も嘆きつつ、こだわり派の食哲学が良く分かっているので、仕方ない

と諦めている。一旦離れた顧客は、セシウムなどの放射線の影響が数十年にも及ぶ

ため、A社が関東地区以外の有機野菜の生産者を獲得するまでは戻らないだろう。

 社長はその方向を目指しつつ、関東の有機野菜を買ってくれる新しい顧客を獲得

する作戦に打って出るプランを立てた。有機野菜の良さを、生産の現場から発信し

ようというTV番組作戦だ。

今日のレポートはここまででストップしなくてはならない。6月7日から某局で

長期シリーズの第1回目が放映されるそうだ。1週間先が私も楽しみだ。みなさん、

もうしばらくお待ち下さい。           (530  宮崎記す)

洋上風力発電で原発5基分560万kwを2030年までに発電とは悠長な

5月26日 How are you doing

脱原発を目指すとして、できるだけ環境負荷の小さい発電システムをどう構築するか。
自然エネルギーによる発電技術・発電システムの研究はどう進んでいるのだろうか?
多くの国民がそう思っている。即脱原発というのは短兵急過ぎる。そうも思っていよう。

海洋国日本らしく、「海」を活用すべきと誰もが思っているに違いない。波力はもちろん、
「洋上風力」もある。いささか旧聞になるが、5/15の読売新聞に掲題の記事があった。
環境省と経産省が別々に実証実験をへて実用化を目指すそうだ。なぜ一本化でなく?
それより、目標年度が余りに遅い!  相当イケそうなのに! その記事ベタッと書きます。

環境省は海に浮かべた風車で発電する実証事業を長崎県の五島列島・椛島(かばしま)
沖で月内に始める。陸上より効率が良く、住民への騒音や低周波音もない利点がある。
同省は、有力な再生可能エネルギーとして大規模な導入を目指す。
試験機は羽の直径22メートルの小型のもので出力は100kw。内部が空洞のため浮き、
下部の重り(バラスト)で倒れない。ワイヤで固定して流されないようにする。海底に支柱を
固定する「着床式」に対し、「浮体式」と呼ばれ、政府では初となる。月内の波の穏やかな日
に同県・佐世保の工場から船で運ぶ。
日本では、風の強い陸上の適地は限られるが、四方を海に囲まれている
ため洋上には適地
が多い。水深200メートルまで設置でき、最大出力に対して実際に発電する割合は平均で
陸上20%に対し、洋上なら33%まで高まるとみている。
実証試験で発電の効率や環境への影響、安全性を検証し、来年度には直径約80メートル
の羽根の大型機(出力2000kw)を導入する予定。同省は2016年度の
実用化を目指し、
30年には洋上で原発5基分以上に相当する560万kwまで拡大したいという。
経済産業省も企業などと共同で福島県沖で浮体式の実証試験を計画しており、16~20
年度で143基を浮かべて原発1基分の100万kwを確保するという。

送電をどうするのか。コストはどのくらいなのか。重要な点がはっきりしない。でも原発5基分、
原発1基分の発電が可能というのだから、現実味があるではないか。もっと早くから、こうした
自然エネルギの技術開発が進んでいたらなあ・・・。原発の安全神話に頼ってきた文明に対
する不明が悔しい。そう思う、痛切に。   (5/26 宮崎記す)

熱しやすく冷めやすいか日本の消費者考~食と農の交流会と併せて

5月24日  How are you doing

日本の有機農業がずっと停滞していると、先日書きました。その理由を精細に

調べることも大事であると。消費者サイドの問題はどこにあるのでしょうか? 

その点もきっちり検証しないといけませんが、私が現時点で感じていることを

大雑把に述べておきます。

以下は、さる523日、「食と農」というテーマに関心のある人たち30数人

(ビジネスマン、運動家、研究者、コンサルタント)が参加した「NPO食と農」

主催の「食と農を語る交流会」で配布した、会の主旨をペーパーにした理事長・
私の文章
ですが、この中で、消費者に帰さるるべき有機農業停滞の原因の一端に
つき触れてい
ます。そのペーパーの文面を少し手直しして、ここに記載します。
 なお、交流会については、近日中に稿を改めてご報告します。

人の生存の根幹たる「食と農」が日本ではまったく奮いません。有機農業につ
いて考えると、1990年代からようやく陽があたり始めました。戦前にはあったの

ですから復活し始めたと言ったほうがいいかもしれません。2006年には有機農業

推進法が議員立法で成立し、「有機JAS」も何度目かの改正が先月施行されたばか

りです。有機農法や有機農産物の流通に関するルールが相当細かく定められてい

ます。生産者はそのルールに合わせて、より良い産物を作ろうと一生懸命になっ

ています。ところが消費はどうかというと、この10年、あるいは20年のスパン

で見て、ほとんど横ばいです。正式な数字はわかりませんが、有機農業の農地の

利用農地に対する割合は約0.2%程度です。実にヘンな構図です。

 ヨーローッパでは各国とも堅実な普及ぶりです。オーストリア、スウェーデン、

ラトビア、イタリアなどがトップグループで、有機農業の農地が利用農地の10%

前後までにもなっています。ドイツは約5%、フランスが約2%で、日本よりも

はるかに高いです。

この差は何でしょうか? 精細に分析する必要がありますが、大雑把に言って

しまえば、消費者の意識の