理事長発ほぼ毎日ペンとパン

15年の畑を振り返る

【15年の総決算・・・ごまめの歯軋りといったところか。根性はあるつもりだけど】16年、畑もHPも頑張る! そう宣言して書く歯軋りの一文、お読みくだされ!

筑波農場。耕す人が来ようが来まいが、超然とした佇まい。でも、寂しいかな。筑波農場のレポートの広場。昨年5月以来書き込みがなく、やはり、寂しそう。ご免なさい。今年は賑やかにします。更新頻度を極力多く。で、16年第1回目。筑波農場、15年の秋の収穫を中心にごくごく簡単に1年振り返りのレポートを。

作ったのはジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、キクイモ、ヤーコン。ジャガイモ、サトイモは美味しかった。あとは収量がよくなかった。それでも、会員のみなさんに10,11,12月にサトイモやキクイモを、一部のみなさんに7月、ジャガイモをお贈りした。写真で見る野菜コンテナ入りのサトイモやキクイモがプレゼント品で、Members first!の方針に沿って良品が選り分けられている。

 前記、収量が良くなかったという理由は簡単、除草が追いつかなかったのだ。サトイモの茎が伸び始めている写真、その隣りでジャガイモの花が咲き始めている写真は5月の作業時のもの。この時点でも草が目立っているのに、その後もロクに除草せずに打ち過ごしてしまった。7,8月に大きく成長するサトイモやサツマイモ、キクイモ、ヤーコンが雑草に隠れる程で、野菜に栄養分が回らず光合成も不十分。減収は当たり前だったのだが、サトイモの味が良かったのは、じっくり効く有機肥料の力だったか。7,8月も数人で出動はしたものの、朝の2時間ほどしか暑さで作業が出来なかったというのが、本当のところ。結局、労働力不足がいよいよ露呈した2015年であった。さあ、どうするかだ?!雑草と競争して伸びる初夏の畑と野菜、そして収穫の写真をアップする。

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写真は、上から、①初夏のジャガイモ(二人が作業中の列)と、その左側の列のサトイモの草取り。②収穫したサトイモ。③収穫中のキクイモ。④キクイモ。(文責:宮崎)

 

 

 

平日出動で里芋を植えた

sasa

作業報告

4月16日(木)。雨続きの日々、困ったもんだ。芋類の植え込み時期なのに。
3月に植えたジャガイモに続き里芋、菊芋たちが「早く植えて」と言っている。
土・日がままならず、出動者が少ないだろうけれど、平日の出動もやむなし、
ということで、木曜日に2組(Oさんとわが夫婦)が出た。
雨→曇→晴のジグザク天気予報の中、晴れ予報を信じ、筑波農場へ。前日も
曇でなく相当降ったと、農場主の宮本さんも呆れ返っている。宮本家の前庭の
とことどころに大きい水溜りがあるほどであった。

でも畑は、たっぷり湿っているものの水溜りなどはナシ。さすが、畑である。
なぜって、畑は水はけを重視して作ってあるので。
朝から、太陽が顔を出し、じわり気温も上がりそうな、そう暑くもなさそうな
畑日和だ。サンキューです、お天道様。1ヶ月前(3/12)に耕運機をかけて
いたので、草はまだ伸びていない。早速、里芋用の畝作りに取り掛かる。

畝の底辺部に鶏糞をバラまく。その上に30cmほどの高さの畝を左右から土を
掛けて作る。人力でもできるが、我らは宮本さんに耕運機を借りて機械でやる。
「鋤」が土を掘り起こし、左右に跳ね上げ畝を作る作業を 耕運機がやるのだ。

この要領で、耕運機操作20年のボクがスピーディに里芋の畝3本(1本70m)

を拵えた。その上にマルチを張る。草を生やさない手当てだ。
次に、マルチに30cm間隔で小さな穴を開ける。そこに種芋を植えるのだ。

一方、Oさんとわが女房が、籾殻の山の中に埋めておいた里芋の種を掘り出し、
親芋から小芋をきり離し、その1個1個を畝の穴に深さ5,6cmに埋めていく。
ボクも加わる。これが芋の種植え。真っ黒いマルチが長く伸びて、生きている
ように見える。ダイナミックだ、キレイ!  以上を2時間半でクリア。3人並び
腰を伸ばして眺める。ちょっぴり疲れた感じのボク。2人はどうか? みんな
満足気。達成感が漂っている。・・・・これが農業、これが労働だ。
気が付けば結構暑い(途中、水分補給もした)。汗が頬を伝う。風が心地よい。
なんという気持ち良さ。身体が喜んでいるのが分かる。

里芋植えの合間を見て、3月12日に植えたジャガイモの畝2列半(マルチがけ)
の畝間に草が生え始めている。これをやっつけるため耕運機を押す。これで次
の1ヶ月ぐらい、草をある程度抑える効果が期待できる。
昼食後、別の場所に畝作り、200個ばかり菊芋を植えた。これで一安心。
5月連休明けに、薩摩芋、ヤーコンの苗を植えると、今年の前半の作業が終わる。
気分スッキリの作業だったのに、タイミングがズレ、間の悪いレポート。反省。
江戸の農学者・宮崎安貞の「農作業は何事も早め早目に」を実行しないとなぁ。
               4月30日夕アップロード 文責:宮崎

ハマグリ

3月7日

鹿児島の「シーアグジャパン」のハマグリを2kg産直で買って、

3日から6日まで、4日連続で、お吸い物、スパゲティ・ボンゴレ

で楽しんでいます。

鹿児島県の大隅半島の鹿児島湾東岸の、本州最南端の町である

大隅町根占の、農産・海産のユニークな会社シーアグジャパンの産。

陸上(海岸)に設置した養殖プールに鹿児島湾沖合いの海水を取水、

砂のない状態で、植物性プランクトンを増殖させ、それを餌に育てた

ふっくり太った養殖ハマグリです。砂を噛んでないのが最大の特徴。

安心してガブリ噛み締められ、旨味もたっぷり、幸せ感100%です。

しかも安い。水揚げした新鮮貝が冷蔵で届きます。ぜひお試しあれ。

ネットに詳細が出ています。

10年以上も昔に取材に行って以来の「砂無しハマグリ」のファンです。

雛祭りの日の到着便で買い、残りの貝がまだギューギュー言ってます。

Fe,Ca,Zn,Mgなんかを補給してるんだな、って感じが一入です。

                    (3/7 記す。宮崎)

 

 

市民キャビネットの有機農業講演会

3月7日 How  are  you  doing

表記の講演会をNPO食と農と健康も、支援します。「協力」の欄に書かれています。

有機農業の世界の状況等が分かります。興味のある方、3月27日、どうぞお出掛けを。

 

 

市民キャビネット農都地域部会食・農・環境講演会

テーマ:「有機農業・農産物の“いま”を知る」

「森里海の有機的交流が日本農業の未来をひらく」。これは、日本有機農業研究会が昨年夏に開催したシンポジウムで使われたスローガンの一部です。私たちの暮らしを支える森・里・川・海には、山から海までをつなぐ“自然の恵み”(生態系サービス)を将来にわたって享受し、農業を根幹とした安全で豊かな国づくりを行うための基本的な考え方と方向が反映されています。

有機農業は、経済性から普及した農薬を多用する農法への反省から生まれました。いのちや自然環境を守り、持続可能な農業への願いがベースにあります。自然循環機能と生物多様性を活用する発想は、ますます大きな意味を持ってきています。有機農業がめざしているものは、単に作物の栽培技術の変革ではないと思います。人も生きものであり、自然と語らい、地球生態系の一員であることを自覚する必要があります。いま、有機農業は、食糧供給という狭い殻に閉じこもることなく、あらゆる可能性に挑戦していることを知るべきです。

市民キャビネット農都地域部会は、こうした背景を踏まえ、「有機農業・農産物の“いま”を知る」講演会を企画しました。さまざまな立場から論じ、ともに議論を深めていきたいと考えます。

日時:2015年3月27日(金)18:30~20:30(18:00受付開始)

会場:港区立三田いきいきプラザ集会室C

東京都港区芝4-1-7TEL:03-3452-9421

交通アクセス 都営浅草線・都営三田線三田駅下車9番出口より徒歩1分

地図http://www.toratopia.com/m_map.html

 

プログラム:

【第1部講演】

講師NPO日本有機農業生産団体中央会(「有機JAS」登録認定機関)

事務局長加藤和男氏

内容・有機農業の歴史

・世界の有機農業(国際有機農業運動連盟加盟国の取り組み)

・日本の有機農業の生産の現状と「有機JAS法」の要点

・今後の課題

【第2部質疑応答・議論】

コメンテーター國學院大學経済学部教授

日本有機農業研究会理事久保田裕子氏

定員:50名(申し込み先着順)

参加費:1,000円(資料代・会場費等)

 

主催:市民キャビネット農都地域部会

協力:食と農と健康、富士山クラブ、島交流の会、桜山きづきの森、ナルク、JC総研、インキュベーションサーカス、ほか

申込み: ホームページの申込フォーム、または、FAX(氏名・連絡先を044‐211‐9930へ)でお願いします。

■お問い合わせ 市民キャビネット農都地域部会 事務局 (担当:園田 090-3474-9656)

 

久しぶりに更新

おわび・・・NPO食と農と健康、の原稿の更新をやおら始めます。

     手元不如意で、長らく休載してきました。御免なさい。

     2015年「啓蟄」を期して、ぼちぼち書いて行きます。

     「啓蟄」を胸に刻み生き返った気分で。宜しくです!

          (3月6日 啓蟄の日に。宮崎記す)