平日出動で里芋を植えた

sasa

作業報告

4月16日(木)。雨続きの日々、困ったもんだ。芋類の植え込み時期なのに。
3月に植えたジャガイモに続き里芋、菊芋たちが「早く植えて」と言っている。
土・日がままならず、出動者が少ないだろうけれど、平日の出動もやむなし、
ということで、木曜日に2組(Oさんとわが夫婦)が出た。
雨→曇→晴のジグザク天気予報の中、晴れ予報を信じ、筑波農場へ。前日も
曇でなく相当降ったと、農場主の宮本さんも呆れ返っている。宮本家の前庭の
とことどころに大きい水溜りがあるほどであった。

でも畑は、たっぷり湿っているものの水溜りなどはナシ。さすが、畑である。
なぜって、畑は水はけを重視して作ってあるので。
朝から、太陽が顔を出し、じわり気温も上がりそうな、そう暑くもなさそうな
畑日和だ。サンキューです、お天道様。1ヶ月前(3/12)に耕運機をかけて
いたので、草はまだ伸びていない。早速、里芋用の畝作りに取り掛かる。

畝の底辺部に鶏糞をバラまく。その上に30cmほどの高さの畝を左右から土を
掛けて作る。人力でもできるが、我らは宮本さんに耕運機を借りて機械でやる。
「鋤」が土を掘り起こし、左右に跳ね上げ畝を作る作業を 耕運機がやるのだ。

この要領で、耕運機操作20年のボクがスピーディに里芋の畝3本(1本70m)

を拵えた。その上にマルチを張る。草を生やさない手当てだ。
次に、マルチに30cm間隔で小さな穴を開ける。そこに種芋を植えるのだ。

一方、Oさんとわが女房が、籾殻の山の中に埋めておいた里芋の種を掘り出し、
親芋から小芋をきり離し、その1個1個を畝の穴に深さ5,6cmに埋めていく。
ボクも加わる。これが芋の種植え。真っ黒いマルチが長く伸びて、生きている
ように見える。ダイナミックだ、キレイ!  以上を2時間半でクリア。3人並び
腰を伸ばして眺める。ちょっぴり疲れた感じのボク。2人はどうか? みんな
満足気。達成感が漂っている。・・・・これが農業、これが労働だ。
気が付けば結構暑い(途中、水分補給もした)。汗が頬を伝う。風が心地よい。
なんという気持ち良さ。身体が喜んでいるのが分かる。

里芋植えの合間を見て、3月12日に植えたジャガイモの畝2列半(マルチがけ)
の畝間に草が生え始めている。これをやっつけるため耕運機を押す。これで次
の1ヶ月ぐらい、草をある程度抑える効果が期待できる。
昼食後、別の場所に畝作り、200個ばかり菊芋を植えた。これで一安心。
5月連休明けに、薩摩芋、ヤーコンの苗を植えると、今年の前半の作業が終わる。
気分スッキリの作業だったのに、タイミングがズレ、間の悪いレポート。反省。
江戸の農学者・宮崎安貞の「農作業は何事も早め早目に」を実行しないとなぁ。
               4月30日夕アップロード 文責:宮崎