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国土の4分の1が海水面より低いオランダの全く新らしい治水事業

2月8日 How are you doing

表題の、オランダの海に対する治水の国家プロジェクトは、目新しい。

ご存知の方もいるでしょうが、私にとっては寝耳に水、の驚き、新聞の

切り裂き記事を遅まきながら読んでいて、キャッチした旧聞情報です。

いつものように、書き出して己の記憶に止めるための作業をし、皆さん

の参考に供します。読売新聞12112日の第1面「列島再生 災害

に強い国土・後編」の、以下の記事です。

 オランダ南部の人口約5000人の村ワスピック。フランスが源流のムー

ズ川から分岐し、ベルフセマースと名を変えて流れる川から2km離れた

haほどの高台で、重機が土をならす。そこが河川敷で代々酪農を営む

マルク・ブルックマンさん(35)の自宅と牛舎の移転先となる。

 1970年代につくられた高さ6mの堤防を25mに削る。「どんな増水も

堤防で止める」という従来の発想を改め、増水時には左岸の牧草地が遊水

地となり、下流部の被害を減らす仕組みだ。ブルックマンさんは「自宅や

牛舎は守られる。新たな出発だ」と牧草地の一時的水没を容認する。この

地で酪農を続ける8世帯すべてが政府負担で高台に移る。2015年の事業

完成後、牧草地に溢れた水は川から3kmの場所に新設する堤防で止める。

 国内39か所で23億ユーロ(約2250億円)をかけて進む同種の事業の

基本方針は「できるかぎり自然を生かす」。国土の約4分の1が海面より

ひくく、大河の三角州にあるオ

兵庫県の「県民緑税」について考える

2月4日  How are you  doing

■兵庫県の「県民緑税」について

農水省の“NO政”への怒りを書きましたが、日本の農業・農村活性化

のグランドデザインをどう描くか。もちろん、これは役所だけの問題では

ありません。みんなで描き上げていかなければなりません。

 それで、経営基盤の脆弱な経営力の弱い日本の農業・農村を活性化させ、

あるいは守っていくためには補助金が欠かせない現状にあります。これは

世界各国共通の問題です。農業が金融やITのようにはいかないから。

 その補助金の財源をどこに求めるか。これが最大の問題です。どんなに

立派なグランドデザインを打ち立てても、財源の裏付けがないものは画餅

に過ぎません。そのことは当欄でも繰り返し書いています。

先に、納税者が一様に納める「農業農村保持税」(人頭税)みたいなもの

を国民の決意(意思)を表すものとして導入する私案について書きました。

日本の農業・農村を守ろう、絶対に守るべきだと叫んでいるだけでは無益。

これも画餅と言えましょう。

 兵庫県が「県民緑税」というのを設けているのをネットで探し当てました。

県民税を納めている人からもれなく1人年間800円を徴収するというもの。

プラス、法人からも会社の場合は資本金に応じ一定額を徴収するというシス

テムになっています。平成18年から導入されていて、税収は、合計24億円

(個人約20億円、法人約4億円)となっていることが公表されています。

平成27年までの時限立法のようです。詳しくはネットで調べてみて下さい。

 県条例がどうやって作られたか、県民はそのときどう判断し、今どう評価

しているか(もちろんどう使われているかも)。そこらを調べてみる必要が
あります。

ただ、県民の強い決意が込められたものであることは間違いないでしょう。

国の「農業農村保持税」の考え方の参考にもなるものと思います。このこと、

さらに深堀りし、考察を続けていこう、と思っています。
 諸賢、この課題の出口、見つけましょう、何とかして。
                       (24 宮崎記す)

 

 

農水省は日本の農業・農村の活性化策のグランドデザインを示せ

2月2日 How are you doing

■”NO政”の農水省に腹が立つ! 農業論議の視野狭窄に腹が立つ!の弁。

日本の農業農村をどう活性化させるか――。「食と農」は人の生存の根源的

テーマです。その「農」は国政の柱。だから、どう活性化させるかがいつの

世にも問われなければなりません。TPP絡みの議論では、どう守るかという

切り口で語られています。が、まぁそれはどちらでもいいです、守るために

農業(農家)への助成をどう行うか、民主党下での戸別所得補償制度などが

実施されていて、さらに農地拡大策に伴う農地を手放す農家への補償金制度

の案が提示されたりしています。そうした「手当て」は確かに必要でしょう。

でも、でも、農業議論はそれだけでいいの? と言いたいのです。

 

まず日本の農業の現状ですが、いまのままでは安い輸入農産物に押されっ

放しで儲からず、従って担い手もなくなり、高齢化も進む中で、間違いなく

日本の農業(特に生産性の低い中山間地の農業)は潰れてしまうでしょう、

そして農村も荒廃してしまうでしょう。

もちろん一部には知恵を絞り工夫を重ねて高品質の農産物を作り、有利に

販売し、台湾や中国などへ輸出もし、他面では耕作地も買ったり借りたりし

て規模拡大をしつつ、十分に儲かっている農家もあります。

 つまり、経営力の強い農家は逆風の中でしっかり儲かっており、将来への

希望も展望ももち後継者もいるのに、経営基盤の弱い経営力の弱い、日本の

多くの農家は儲からず、後継者はいずに、悪戦苦闘しているということです。

なぜこうなったか? 農家自身の努力不足ということもあるのでしょうが、

大声で言います、ただただ<長年の農政の失敗>に尽きます。

 

コメ余りが発生し減反政策が始まったのが1970(昭和45)年。それから

40年経ちます。その間、農水省は何をしてきたんでしょうか? 水田農業と

畑作をどう組み合わせ、経営規模の拡大も視野に入れつつ、農家の経営基盤

や経営力をどう強化するか、的確な政策を打ち立て、必要なところへ農政費

を出すという政策を実施してきたでしょう
か? 
NOです。では、どこがい

けなかったか、その検証はしてきたのでしょうか? それもNOです。

 1993年のGATTウルグアイラウンド合意により、日本はミニマムアクセス

という米の輸入を減反しながら強いられることになり、水田農業の足腰強化

が急務だとしてその対策に合計6兆円が投入されましたが、血税は正しく使

われ、眼に見える効果が上がったのでしょうか? NOです。

 

 将来を見通した農業政策はあったか。その検証をしてきたか。農業予算や

補助金は正しく使われたか。細かくは書きませんが、全部NOなのです。

 そしていま農水省は、これからの日本の農業のあり方のグランドデザイン

を描き示しているか。それもNOです。いや、いくつか方針みたいなものを

示しているつもりでしょうが、グランドデザインとは言えません。

TPPに参加すれば、日本農業のダメージはどうのこうの、といった試算を

したり(もちろん大事なことだけど)、現在の農家平均耕作面積を2haから

20haに拡大するという、当然といえば当然の威勢のいい目標を示している

だけではないか。私にはそう映ります。

 翻って、例えば儲かっている農業の実例に習い、それを示すなどして農水

省はカクカクシカジカの農業を、グローバル時代に通用する日本の農業の姿

として目指す――といった未来像(グランドデザイン)を示すべきではあり

ませんか。私はそう思います。

以前にも書きましたが、観光立国を目指すスイスでは、美しい景観を保つ

(牧草を植える)ために山岳地帯における酪農への補助金を、例えば傾斜度

45度の地帯だと、飼育牛1頭につき2万円助成するといった制度を設けていま

す。そうした国造りにそった農政の日本版を見える形で示して欲しいのです。

そうして始めて、おお、そんな補助金なら日本の農業の活性化のために必

腸内細菌のまとめ

2月1日 How are you doing

正月料理を食いすぎて腹を壊し数日間も食欲喪失、というヘマをやらかし、

それで腸内細菌のことを思い、2012年の「ペンとパン」の記事を始めました。

2回も書き、ぜひ3回目も書きたいと思いつつ、しかし突発の仕事で棚上げ

してきましたので、久しぶりの原稿更新ですが、またも腸内細菌でいきます。

予定をクリアしないと腹の虫が収まらないのです。

 腸内細菌で思い出すのが、4年前の2月に急逝された故小林寛早稲田大学

理工学部名誉教授のことです。「鍋の側壁」を二重にした超省エネ型の特許鍋

の発明者で、物理学者にして「食と農」に関しても一家言をもち、「医食同源」

の実践的普及運動のトップランナーでした。世の森羅万象を科学者の眼で見、

哲学的に意味づける、と評したい懐深い人間味溢れる研究者でもありました。

私にとっては心から敬愛するお手本的人でした。だから、腸内細菌とくれば、

故小林先生のこの話を書かずにおれないのです。以下です。


人は自己治癒力=ホメオスタシスをもっています。それをどう引き出して
やる
かが病気を治すための、あるいは病気にならないための決め手です。
 さて、小林先生の話・・・。いまからだと20年ばかりまえのこと、小林先生
例の特許鍋(「はかせ鍋」と入力しインターネットで検索してみて下さい)
の講習会に長野県のある町に行かれた際、一人の母親から小学3年の息子T
の病気のことで相談を受けたそうです。
T君は町医者から「先天性好中球
減少症」――好中球は白血球のうちの顆粒球の1つで、それが極端に少ない
病気――と診断され、ずっと医者にかかっており、身体の抵抗力が弱くすぐ
風邪を引いたりしてしまう、という悩みでした。 白血球はリンパ液など
の他の血液成分とともに骨髄で作られます。先生が
母親に聞くと、T君の場合、
好中球は骨髄液中には顆粒球全体の32%あ
のに血液中には1%しかない、
ということが病院の検査で分かっていました。

 それなら先天性ということはないじゃないか。小林先生はそう考えました。

さあ、物理学者の洞察と追及が始まり、次々と問題が明らかになっていきま

した。それはまるで推理小説のよう。以下がそのナゾ解きでした。

 

     腸内細菌の中に好中球を大量に殺してしまう悪玉菌がいるのではないか、

という疑いからナゾ解きがスタート。『腸内細菌の話』(岩波新書、光岡知足著)

に記された「ブドウ球菌は好中球が攻めてくると毒素を出す。好中球はたどり

着く前にその毒素で死滅する」という説がヒントになった。

     ブドウ球菌は化膿菌の一種でエサは肉などの動物性蛋白質だから、食事

では肉類をやめ、大豆などの植物性蛋白質と野菜を取り、併せてビフィズス菌

を毎日飲むようにT君に指示。すると1か月経ち血液中の好中球の比率が9%

になった。

     続いて骨を丈夫にし骨髄機能を強化することを目論み、炒ったイリコを

毎日ひとつかみずつ食べ、1週間に2回以上、日光浴(ビタミンDを生成し、

骨へのカルシウムの吸収を助ける)をするよう指示。すると数ヵ月後に好中球

が24%になった。

     同じ養生を続け半年後、好中球は32%に。正常値の25%を超えたの

はそれまでどんどん討ち死にしていた好中球を埋め合わせようと、骨髄が懸命

に増産した結果だろうと推定。やがて好中球が死ぬ原因が取り除かれれば正常

値に戻ると見当をつけた。

     予想した通り、1年後、正常値の25%に下がった。

     なぜブドウ球菌がT君の腸内で勢力をもってしまったか、その追求が次

の課題。母親に聞くとT君は3,4歳のとき40度Cの高熱を出し、市立病院

で耐性検査をしつつ1か月以上もとっかえひっかえ抗生物質

ブドウ球菌

1月12日 How are you doing

 正月の暴飲暴食で腹を下した失敗談を書きましたが、書きながら私はわが

腸内細菌のことを想像しました。

人の腸内には100種以上、100兆個以上の細菌がいると言われます。俗に

言う善玉菌・悪玉菌が共生し、宿主(人)の恒常性を保っているわけです。

細菌類の餌は人が摂取した食物。それが尋常ならざる質量であったり、食物

が劣化し大腸菌がウジャウジャ状態だったりすると、腸内細菌類(細菌叢)

のバランスが壊れ、暴れまくり悪さをするという構図が出来します。

それが腹下しの元になるわけで、三が日、昼は餅を、夜はすき焼きの牛肉

を食べに食べたこと、少し古くなった栗きんとんの処理係りを務めたこと、

などの原因が思い当たります。

若いときは、多少の無理があっても許容量が大きく、腸内の異常を食い止

めていたはず。トシを取るということは、体力や運動能力に限らず腸内など

見えないところの活力も減退していることを、つくづく思い知らされました。

大反省しつつ、思いました、神様の警告だったかと。

 

 わが腸内のことにもう少し、想像を広げると・・・・・・。

善玉菌と言えば、代表はビフィズス菌、悪玉菌と言えば、代表は化膿菌の

一種ブドウ球菌。そしてブドウ球菌の餌は、動物性淡白質の肉類。肉類を摂

り過ぎると、ブドウ球菌が増殖し、腸内の細菌叢のバランスを壊す、という

構図が出来します。多分あのとき、私の腸内はそうなっていたと思われます。

 その腸内の状態を知るためのリトマス試験紙が、便の臭い。便がクサイ!

というときは肉の食べすぎで、腸内で肉が消化しきれず腐って、悪臭を発生

させている、という構図です。そういえば、といま思い出しています。

 

 肉の食べすぎには特に注意しよう。これが正月の失敗の教訓となりました。

夕べ久しぶりに魚肉(水炊きのタラ)を食べましたが、意識的に量を抑えま

した。また失敗以来、好きな煎餅は一枚も食べていません。エビセンを少し

食べた以外は。夜の間食もやめています。すると朝、目覚めたときの腹具合

がいいようです。どこまで継続できるか――。それが問題です。

                    (112 宮崎記す)