Author Archive: miyazaki

豚丼

s-豚丼.jpg煮豚を作る。

 塊の豚肉(ばら肉でも肩ロースでも)を醤油・砂糖・みりん・酒・水・ニンニク・生姜・あれば山椒の実又はローリエを入れ、串を刺して澄んだ肉汁が出るまで弱火で煮る。

家は圧力鍋で15分位でした。一晩置いて、固まった脂を取り除きます。

肉は薄切りにして下に刻んだキャベツを敷き、味噌カツ風に。(左下)

今日は余った煮汁で薄切り豚肉を煮た物も(右下)

モロヘイヤを茹でてみじんに切りにして、麺つゆで味付けしアボガドと和えたものも載せました。(後ろ)

今日昼ごはんはスイカの漬物と味噌汁でボリューム満点!残暑にも頑張れるかな?                                                             

                                                     by.福生           

 

 

 

スイカの皮の漬物

s-スイカの皮の漬物.jpgスイカを食べた後の皮を、外側の硬い皮をむいて3ミリ位の薄切りにする。青紫蘇の葉は細切りに。

ビニールの袋に入れ塩を振りいれ、良く混ぜる。

袋から空気を抜き、輪ゴム等でとじる。

20~30分位で食べごろになります。

青紫蘇の代わりに塩コブや昆布茶・梅干でも美味しくなります。

スイカの皮はうりに負けていません!

                                                      by.福生

 

 

■ハマグリ養殖

 『農業経営者』という月刊誌の2000年3月号に掲載された筆者の記事「この人この経営第9回」に加筆し(8年後の現状を最後に)、鹿児島県南大隅町の「株式会社シーアグ・ジャパン」の頑張りを紹介します。会社の事業は、海水を揚水しての陸上でのハマグリ養殖やネギ栽培。テレビでも取り上げられた注目の事業をやるのは、肥後隆志さん(56歳)。

 鹿児島県の南端に2つの半島が伸びている。その東側の半島・大隈半島の最南端に位置する南大隅町(旧根占町)――。半島の沖を流れる黒潮の支流が湾内に流れ込み、温暖湿潤な気候を作っている。
 長らく過疎に現れ、農漁業ともに奮わなかった町にいま、日本中の注目を集める新しい漁業が興りつつある。
 海水で珪藻を増殖しハマグリの陸上養殖をする事業だ。これとネギ栽培を2本柱に新しいパターンの地域おこしを目指すのは肥後隆志さん。
 ”平成の西郷さん”と呼びたくなる押し出しの薩摩隼人が、湾奥の桜島の噴煙を見ながら描く構想は壮大だ。

● 新種の珪藻を増殖し水槽中で養殖
大学を出て神奈川県でサラリーマンをしたのもつかの間、父親の死で家業のガソリンスタ
ンドを経営するため帰郷した肥後さんは、ビジネスホテル経営、農産物流通などを手がけながら考えた。「根占で事業をし町勢を立て直したい。それには地の利を活かし第一次産業で勝負するしかない」と。
農業は素人だったが、生産者たらんとし、通年出荷できる小ネギと取り組んだ。5年間や
り、ようやく軌道に乗り始めた95年5月、「ハマグリ事業」の話が舞い込み、大転機が訪れた。
その話から先に始めよう。それは、大手機械メーカー鹿児島支店のI支店長が持ち込んだ
情報だった。米国フロリダの会社が新種の珪藻(植物性プランクトン)を増殖し、ハマグリなど二枚貝の餌にする特許を取って売り出しているというのだ。
「おもしろい!」。第一次産業の革命的ネタはないかと探していた肥後さんのアンテナが
ピピッと反応した。町内のヒラメ養殖家とI支店長と3人ですぐフロリダの「SAI社」へ飛んだ。
その珪藻は、三大有用藻といわれるスプルリナ、ドナリエラ、クロレラに匹敵する新種で、
数ミクロン。成分はビタミン、蛋白、不飽和脂肪酸に富み二枚貝の餌に絶好という。CO2(二酸化炭素)と太陽光があれば無尽蔵に増殖できるのが何よりの強みだ。ハマグリは高級貝だし、国内消費の95%は輸入品。「それならこの珪藻で養殖業がやれる」と判断した肥後さんはこの珪藻のアジアでの使用権を買い取ることにした。
カプセル入りの”原藻”を持ち帰り、ヒラメの養殖家から養殖槽を借り海岸にすえつけて養殖を始めたのは、それから5ヵ月後のことだった。沖合の海底をボーリングして海水を取水し、水槽中にボンベのCO2を注入、珪藻が太陽光を受けて増殖するという仕掛け。ハマグリは網状の平たいケースに入れ、水槽に何段にも重ねておく方式なので、海底での養殖と違い管理も楽だし、砂をかまない高級貝となる。こうして世界初の陸上でのハマグリ養殖がスタートしたのである。

● 養殖用の貝は中国・北朝鮮から輸入
養殖用のハマグリは初め、地元の魚市場から3cmほどの貝を7千個買った。これを1ヶ月養殖すると、平均2割も太った。手ごたえ十分だ。特許を持つSAI社の技術者、Dr.Jベネマンさんもやってきて、環境や設備に太鼓判を押してくれた。
これが95年12月31日付けの南日本新聞の第1面記事になり、画期的な事業と評価された。以後、稚貝、成貝を中国や北朝鮮から直接買い付けるなど事業は本格化。2年ほど経ち夏に輸出国を訪ねると、30度を超す戸外でハマグリの出荷作業が行われているのを発見、これでは搬送中に弱ってしまうからと、ただちに作業を改善させ、貝の死滅率低下に結びつけた。他にも養殖貝の密度とかCO2の混入度合いなど試行錯誤を重ねて一つ一つ問題点を克服していった。
98年3月、肥後さんはI支店長などに働きかけて9人で2300万円を出資、ハマグリ事業のための会社「シーアグ・ジャパン」を設立した。98年度、1億1千万円を売った。従業員は3人、まだ十分な給料は払えないが、黒字決算となった。

● 稚貝を自給生産、5年後に30億円
肥後さんはこの2月にも中国のアモイに行った。ハマグリは海岸から2km沖で細々と穫
っている有様で、それでも乱獲による資源枯渇がひどいという。だから中国でも北朝鮮でも、輸出能力がなくなるのは時間の問題と見ている。市場価格も上がるだろう。かくして5年後、自社の生産量を上げ、販路を拡大して売り上げ30億円を目論む。
 生産量アップの決め手は自ら稚貝を生産すること。ハマグリは稚貝を2cm大ぐらいまで育てるのが難しく、日本にはいない技術者をアメリカから連れてきて、稚貝の”自給体制”を何としても実現する構えだ。そのための実験棟を、99年12月に新設した養殖棟の隣に県の補助1000万円を得て建設中で、着々と手を打っている。
 ハマグリは1.5kgで3000円(S)~5000円(L)。全国の高級料亭やレストランのほか個人客へ産直している。インターネット通販もしており、販売力強化にもぬかりはない。
 シーアグのこうしたチャレンジは、県内外の耳目を集めている。鹿児島半島の頴娃町は98年に4億円を投じて養殖池を建設、町営の事業としてハマグリ養殖を始めた。販売額の一部をロイヤリティとしてシーアグに払う約束だが、町の将来をハマグリにかけたといえるほどの意気込みなのだ。

● 最後のターゲットは乾燥飼料の製造
この珪藻は、もっと大きな可能性を秘めている。肥後さんが着目しているのは、これを畜
産の飼料にできないかということだ。すでに珪藻を乾燥させて試作品も作ったといい、前述の実験棟が完成し次第、本格研究を始める。「最後のターゲットは飼料の開発。ハマグリの100倍の事業規模は間違いない。なにとかして成功させたい」と肥後さんは並々ならぬ意欲を見せる。
 日本の畜産が、いや世界の食糧事情が一変する壮大なプランといっていい。ベンチャー・キャピタルから投資話が舞い込んでおり、肥後さんはシーアグの株式上場を検討し始めているという。

● ネギのパッキングはお年寄りの内職
もう一つ、小ネギ栽培を見よう。通年出荷できるからと生産し始めたのが1987年。初め
15a程度だった栽培面積はいま3・5ha(ほとんど借地)。「有限会社ねじめ農園」となり、従業員6人を抱え、年商1億円を上げる事業に育った。ハウスでの完全有機栽培(ごくたまに殺菌剤を使う低農薬。除草剤は不使用)の小ネギは、日持ちがよく、おいしいと好評で、大半を年間契約で産直している。年4作のノウハウを確立しており、5年後には10haまで栽培面積を広げ、いまの3倍の売り上げを目指す計画だ。
13年前、ネギを始めたとき肥後さんはズブの素人。隣の佐多町で畜産をやる友人から牛
糞・豚糞をもらって生のまままいて発芽しないヘマもやった。そこから3.5haの栽培規模までたどり着いた原動力は何だったのだろう?
「失敗に学びながら、どうやったら本当の利益を生み出せるかと考え続けたこと」と肥後
さん。ネギ栽培の前の野菜流通業時代のこと、自分の”取次ぎ”が他よりちょっと単価が安いと、翌日はもう自分との取引をやめてしまう生産者を見て、目先の損得ではない信頼の大切さを痛感したが、その体験はいまの年間契約方式に生きている。
 地域の農業が永続的に存立しうる途を追い続けてきたのである。
 肥後さんの、地域の人たちを大事にする気持ちは人一倍強く、ネギの出荷の最後の作業である袋や箱詰めは、町内の40人ほどの主婦や高齢者の仕事として発注している。50g1袋を詰めると10円の手間賃といった具合で、最高齢の84歳のお年寄りが月4万円も稼いでいるという。
 稚貝自給のハマグリ事業と、飼料化がターゲットの珪藻事業が実現し、ネギと合わせて農漁業3本柱が完成するときには、地域の人たちの労働の場はもっと広がっているだろう。

● 新たにサツマイモやその苗の生産販売へ多角化して
その後の、シーアグはどうか。稚貝の自給に全力で取り組んできた。アメリカから技術者
も呼び、2億円もの研究開発費をつぎ込んだが、年間1万個ぐらいの生産技術しかまだ得られていない。しかし、その壁を破るノウハウ確立までもう一歩、というところまで迫っているという。飼料の研究も思いのほか難しいという。
 ハマグリ養殖は、稚貝の海外調達が資源的に困難で、期待していた10億円単位の年商へのステップは足踏み状態だという。将来へ備えての技術開発を優先しているのだ。
 このため、事業の多角化を図っている。4、5年前からサツマイモの苗を全国各地へ販売し、07年は約100万本(ベニサツマ)売り、1000万円近い売り上げとなった。ほかにサツマイモも生産販売している。また農産物や黒豚(肉)を買い取り、物販する事業展開も図っている。
 農村の高齢化のスピードは速く、不耕作地がどんどん増えており、農業を取り巻く環境は厳しいが、肥後さんは「それを逆手に取ってみれば、競争相手は少なくなるし、農地はやりたいだけ確保できる時代」と前向きに捉える。東京などの会社勤めをしていた息子たち3人が相次いでUターンし、故郷での農漁業にかけることになったそうだ。「彼らの世の中を見る目は正しい。帰ってきて良かったと思える事業に成長させたい」と話す。
 07年12月にシーアグの事業が12chで全国放送された。また同月、村落研究学会の研究会が地元で開催され、全国から大学人や公務員など数百人がハマグリ事業の展開を見学し議論した。肥後さんにとっては、これらは大きな追い風であり、「なんとしてもいくつかの壁を破ってブレークしたい。見てて下さい」と豪快に笑うのである。
※ 同社のHPは以下。URL:http://www.sea-ag.com    Email:info@sea-ag.com

■ 乳製品カルシウムで脳卒中予防! という新聞記事に着目(08/07/31)

  朝日新聞08年7月30日の記事です。乳製品や煮干などが有用なカルシウム源であること
は周知の事実です。ただ私は、牛乳はカルシウムの吸収率が良くないと聞いていたこともあり気になっていましたが、この記事では、牛乳も含めて良いと。カルシウムを、白紙の状態で見直すことにし、この欄で追いかけます。[カルシウム特集]としてナンバーリングして。

記事は、以下の通りです。
   カルシウムを乳製品で多くとる人は脳卒中になりにくいことが、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)による約4万人規模の調査で分かった。摂取の多いグループは、少ないグループより脳卒中になる確率が3割ほど低かった。
  大阪大の磯博康教授らが岩手、秋田、長野、沖縄各県の40~59歳の男女を対象に90年から約13年間、追跡調査。食生活を尋ね、カルシウム摂取量を推計した。期間中に脳梗塞や脳出血など脳卒中を発症したのは1321人だった。
  乳製品による摂取量で5グループに分けると、最も多いグループ(1日当たり約120ミリグラム)は、最も少ないグループ(同0ミリグラム)に比べて発症リスクが0・69倍と低くなった。
  総カルシウム摂取量でも、多いグループ(同750ミリグラム)と少ないグループ(同230ミリグラム)で同様の結果だったが、乳製品以外からの摂取量が増えても明らかな効果は見られなかった。
  磯教授によると、乳製品のカルシウムは吸収率が5割と高いのに、大豆類や野菜、魚介類などからは1~2割しか吸収できない。
  厚労省によると、カルシウム摂取は30~60代で1日600ミリグラムが目標。牛乳1本約200ミリグラム、ヨーグルト1個は約100ミリグラム、スライスチーズ1枚で約100ミリグラムが目安になる。(佐藤久恵)

■中国・台湾産ウナギの評価についての、土用丑の日を前にした面白い記事(08・08・01)

 毎日新聞08年8月1日朝刊の記事です。記者の目(小島正美記者)、という名物コラム。
長い記事なので、ダイジェストして紹介します。関心ある方は同朝刊4pをご覧下さい。
まず、見出し。「安い割には美味 中国・台湾産ウナギ」「国産に比べ不当な低評価」「稚魚激減の方が心配」・・・。良く知る記者の鋭い視点と鋭い分析で、共感できます。国産高すぎるから、やっぱり輸入ウナギ食おうか、と思わされます。ただし、記事も触れていますが、禁止薬品などの問題がクリアーされればのこと。まだまだ安心できない、という疑念も筆者(宮崎)は半面で抱いていますが、独自取材も含めて、今後フォローしていきます。余談ですが、中国の冷凍ギョウザ事件が収まりつつある中、本当の本当は何なのか、ということも知りたいじゃありませんか。それもフォローしていきたいと思っています。
さて、毎日の記事。要点は以下です。
① 海外のウナギ養殖に詳しい舞田正志・東京海洋大学大学院教授によると、国産ウナギと例えば台湾ウナギの見分けはつかない。味や品質については、個々の蒲焼店に聞くと「素人には分からないだろうが、中国・台湾産の方がやややや泥臭い」というし、東京都内でウナギの蒲焼店を経営もし品質に精通している三田俊介・東京鰻蒲焼商組合理事長は「味の好みは消費者によって異なるだろうが、特に国産の品質が優れているとは言えない」という。
②養殖の仕方に違いがある。日本ではハウス養殖されていて、ボイラーで温めた人口池に体調6センチ前後の天然ウナギの稚魚を入れ、約半年~1年育てて出荷される。餌はアジやイワシなどの魚粉。一方、中国・台湾のウナギは多くが露地の池で育てられる。加温しないで育つので期間は約1~2年と日本より長い。餌はスケソウダラなどの魚粉。土地代などが安いため、飼育密度は日本のハウス養殖の10分の1~20分の1である。
③そうした生産コストや人件費の高さが、価格差になっていて、末端の蒲焼だと、国産は1キロ約5000円なのに対し、中国・台湾産は約2000円と2倍以上の開きがある。
④稚魚は日本、中国、台湾ともフィリピン東方の北太平洋生まれで、遺伝子のDNAはいずれも同じである。
⑤ 中国産ウナギの一部から合成抗菌剤のマラカイトグリーンの代謝物が検出された問題があった。同剤は日本でも以前から使われ、法律改正で03年7月に使用禁止になった。中国でも3年前から禁止されたが、検出されたのはごく微量で健康に影響するレベルではなく、以前に使われていたものが池の底に残っていたか、水域汚染が考えられる。
この記事を読めば、確かに大きな価格差のあるウナギの蒲焼は、輸入物でもいいか、という気にさせられるのは筆者ばかりではないでしょう。8月5日のスーパーのウナギ売り場を注目してみたいものです。