Author Archive: miyazaki

専業母親も子を保育園に預けるって?

5月3日 How are you doing

【子育て情報:サリー・ウォードさんの『「語りかけ」育児』がオススメ】


先日の当欄で、幼稚園の送迎バスの中の、園児たちの無表情の話を書きました。

 そこで、子育てに関する1冊の本をご紹介します。小学館発行の上記の本は、

イギリスの言語治療士サリー・ウォードさんによる、乳幼児期からの、子育ての

指南書です。こう育てれば、赤ちゃんや子どもは望ましく成長するという、母親

が心すべき育児のポイントを、言語治療を通して体験した膨大な臨床例を基に明

らかにした貴重なハウツウ本です。2001年の初版から10刷以上を重ねるベスト・

ロングセラーです。子育てに係わっている方、孫をおもちの方、ぜひお母さんに

読むよう薦めて下さい。

 本の要点は、題名の通り毎日、110分でも20分でも赤ちゃんに「語りかけ」

をすること。赤ちゃんを抱きかかえて、面と向って語りかける、というスキンシ

ップ重視の育児です。やさしい童謡を優しく歌いかける、というのもとても意味

があること、としています。

 童謡運動を長年やってきて、童謡、わらべ唄、数え唄などの歌と子育ての関係

を研究テーマにする中で、私が初版本に「これだ」と飛びつき、読んでなおさら
「これだ」と膝を叩いた本です。親族や知り合いの女性が母親になった
ときもう
3人にも買ってプレゼントした(多少高いですが)、間違いない本です。

●我が家の孫の話を少し・・・・・・。孫が15ヶ月で保育園に預けられ、朝10時から

夕方6時とか7時とかまで、保育園での生活をするようになって半月経ちました。

今は連休中で母親も会社勤めがなく、ずっと一緒の日日に戻っていますが。

 15ヶ月で母親と長

ゲーテが筑波の畑に現れます

4月28日 How  are  you  doing

GOETHE(ゲーテ)と農業と自然と】

●わらべは見たり~,という文豪ゲーテ作詞の『野なかの薔薇』のメロディが

田の面を渡り、筑波山を背にしたNPOの畑(茨城県石岡市)に聞えてきます。

午前11時半の町内放送です。もう昼かぁ・・・・・と週末ファーマーは腰を浮かし、
顔の汗を拭います。気がつけば、空高く、揚雲雀が転げるように舞い囀
ってい
ます。風が優しく頬をなでていきます。得もいえぬ心地よい一瞬です。

●これだから私は週末農業をやめられないのです。「自然の中」で味わうこの

気分は何ものにも換え難いです。この気分を味わうこと、かつこうした人間ら

らしい感性を持ち続けることが、ささくれ立った時代を生きるには欠かせない

栄養剤だと思っています。

 『野なかの薔薇』は、ドイツのゲーテ(17491832)作詞・シューベルト

作曲(ウェルナー作曲もある)の日本人に良く知られた名歌です。ゲーテは、

「自然に帰れ」と説いたフランスのルソー(17121778)の少し後に生まれ、

その影響を強く受けた(同時代の作家や哲学者はみな影響を受けた)みなさん

ご存知の文豪。その代表作『若きヴェルテルの悩み』は、ゲーテ青年期の書簡

体の恋愛小説ですが、主人公ヴェルテルが恋人を思う熱情が痛いほど胸を撃ち

ます。また「自由」に生きることの基盤を「自然」に置くヴェルテルの自然観

もじんわりと。自然観はすなわちゲーテのものですが、ルソーの『エミール』

を想起させます。

●『若きヴェルテルの悩み』第一の巻、六月二十一日、の一節・・・。

 朝になるとぼくは日の出とともに家を出てヴァールハイムへ向かい、そこの

畑で自分のためのえんどう豆をわが手で摘み、腰を下ろし、莢の筋をとりなが

ら、その合間、合間にホメロスを読む。小さな台所に入り込んで鍋を選び、壺

からバタをすくい取り、莢えんどうを火にかけ、ふたをして、そばに坐り込み、

万遍なく火がまわるよう時どき鍋をゆさぶってやる。・・・・・・

 自らの手で育てたキャベツを自らの食卓に運ぶ人間の単純にして素朴な歓び

を、わが胸に感ずることができるのは、何と心休まることだろう。その時彼の

味わうのはキャベツだけではない。その芽を植えた美しい朝、それに水を与え

た愛すべき夕べの数々、そして次第に育ち行くのを眺めて喜んだ良き日々のす

べて――彼はそれらの朝と夕べと日日のすべてを、ただひとつの瞬間のうちに

再びみな味わいかえすのだ。(集英社。柴田翔ほか訳)

●「NPO食と農」では「四季ごとに1回、畑に出よう!」キャンペーンを展開

中です。ぜひ皆さん畑へ!! 根拠は、上に述べた私の数日前の畑作業の様子
ゲーテ作品の我田引水の通りです。我田引水・・・いや、私は心底そう思って
います。
6月中旬に、わが畑では蚕豆を収穫しクラブハウスで茹でて食べます、
たぶんジャガイモも。さあ、みなさん、わが畑へ!!

ゲーテは、83歳まで生きました。この間、7年戦争(175663)、アメリカ

独立戦争(17751783)、フランス革命(1789)、そしてナポレオン時代を経て

7月革命(1830)などを潜り抜け、彼は世界史的な大動乱の時代を生きました。
こうした時代
だったからこそ、彼には自然思想が必要だったのかもしれません。
ルソーに感化さ
れ、大作『ファウスト』などを執筆する過程で、彼はその思想
をどう熟成していったの
でしょうか?・・・・・・悲しいかな、私は知りません。

 しかし、彼はとにかく人生を懸命に生きた、若いときから超努力家であった

ようです。前にも当欄で書いたと思いますが、生活も折り目正しく、時計より

正確、と隣人たちが称したといわれるほど時間通りに散歩をしたのは良く知ら

れています。それなのにまったく姿が見えない時期があったそうで、そのとき

ルソーの『エミール』を読んで虜になっていた、というのは有名な話です。

 ついでに、思い出しました。歌の作詞をしたゲーテに対し、ルソーは作曲を
して
いて、童謡『むすんでひらいて』はその代表作の1つです。ほんとに彼ら
は多才です。               
428 宮崎記す)

幼稚園バスの中の園児たちの無表情・無精気な顔!

4月18日  How are you doing

●無表情の幼稚園児たち。こりゃあ危険だ。少子化、少子化と騒ぐだけじゃマズイぞ。

わが団地の公園の前に毎朝、ある幼稚園の送迎バスがやってきて園児数人が乗ります。

バスは園児10数人となり、みんながお行儀良く着席して、次の送迎地点へ向います。

着席した園児らはみんな良い子。でも、顔に表情がなく少しも楽しそうでなかった!

これは今朝のゴミ出し時に妻が見た(鋭い観察)風景で、朝食で大いなる話題にしました。

●バスの中は送迎所ごとに園児が増えワイワイ賑やかになるかと思いきや静かだった、

保育士さんが騒いではダメと教育しているのだろうか・・・というのが妻の想像でした。

35歳の子供達がねえ。天真爛漫な振る舞いがまだ地であろうはずの子供達がねえ、

バスなどで静かにする習慣を身に付けさせられてるのかなあ・・・というのが私の感想。

●幼稚園の教育方針や保育園の保育方針は、専門的に研究され、実践的に検証された、

一般化(ないしは普遍化)されたものがあるはずで、躾も含めて保育方針は全体的に

信頼して良いでしょう。15ヶ月で保育園(東京の私鉄の駅前の“認証”保育園=

認可でも無認可でもない)に通い始めた孫をもつ身としてそう思っています。

●しかし心配です。ワクにはめていないか。子供らしい感情の発露を大事にする保育

が大前提でなければなりません。子供の自由で伸び伸びした心を奪う保育は主客転倒。

躾が行き届きバスでは静かにしていても、明るく精気に満ちた顔でいて欲しいのです。

その「子育て」の原点を、一般化された保育マニュアルの中でどう屹立させるか、です。

それこそが保育の要でしょう。現場の保育士さんたち、どうかここに気付いて下さい。


●朝の電車の中、楽しくもなんともない無表情な顔の勤め人たちと、幼稚園バスの中

の園児らの大人しい顔がダブってしまうのです。心配が過ぎるかもしれませんが。

●少子化対策は日本の最重要課題です。保育園に預けたくても施設が足りず待機児童

が4万8千人もいるという現状をどうするか。答えは分かっているのに手を打てない
だけ
の政治の貧困さが悲しい。と思っていまして、今朝の幼稚園バス事件がふと保育
の中身の
大切さを思わせてくれました。

●高齢化時代の中、膨らむ一方の医療費(年間34

足あと

4月15日 How are you doing

曽野綾子さんの本に教えられた詩を書きます。

ブラジルのアデマール・デ・パロスという詩人の「神はわれらと共に」という詩。

さ、まず、読んでください。

   ***

 

夢を見た、クリスマスの夜。

浜辺を歩いていた、主と並んで。

砂の上に二人の足が、二人の足跡を残していった。

私のそれと、主のそれと。

 

ふと思った、夢のなかでのことだ。

この一足一足は、私の生涯の一日一日を示していると。

 

立ち止まって後ろを振り返った。

足跡はずっと遠く見えなくなるところまで続いている。

 

ところが一つのことに気づいた。

ところどころ、二人の足跡でなく、

一人の足跡しかないのに。

 

私の生涯が走馬灯のように思い出された。

 

なんという驚き、一人の足跡しかないところは、

生涯でいちばん暗かった日とぴったり合う。

 

苦悶の日、

悪を望んだ日、

利己守護の日、

試練の日、

やりきれない日、

自分にやりきれなくなった日。

 

そこで、主のほうに向き直って、

あえて文句を言った。

 

「あなたは、日々私たちと共にいると約束されたではありませんか。

なぜ約束を守ってくださらなかったのか。

どうして、人生の危機にあった私を一人で放っておかれたのか、

まさにあなたの存在が必要だった時に」

 

ところが、主は私に答えて言われた。

 

「友よ、砂の上に一人の足跡しか見えない日、

それは私がきみをおぶって歩いた日なのだよ」

 

***

『老いの才覚』(ベスト新書)という109月発行の比較的新しい本です。

この手の本はあまり読まないのですが、曽野さんは白内障の危機を手術で

乗り越えるなどしてこられた尊敬している作家。思い切って手にしました。

172ページの本。普通は30分ばかりで斜め読みする“生き方”の本ですが、

なぜか時間をかけて丹念に読むと、この詩が172ページ目、最後の最後に

紹介されていました。良い小説の最後の素敵な一行に似て、この最後は本当

に感動的でした。見事なマトメ(オチ)でした。斜め読みだと多分読み落と

していたでしょう。おまけにこの本には、参考にしたい付箋を貼った箇所が

10か所ほどにも上りました。何かの力に導かれたのだと思っています。

今朝方、0時~2時半までの読書、どうしても書いておきたくての一文です。

                   (415 宮崎記す)

南相馬市などの復興ぶりを視察するツアーを企画しました

4月15日  How are you doing

先日書いた、南相馬市などの復興ぶりを視察するツアーの旅程、原案です。
「NPO食と農」と「NPO食農いのちサポート広場」によるコラボレーション企画。
日程は6月末を一応予定しています。希望者と連絡取り合いつつ確定します。
ご希望、問合せは、宮崎までお願いします。ケイタイ080-5087-9777.

被災地ツアー企画書 001