歌で健康を目指してます

3月18日。桜がもうすぐ開きそうです。鎌倉の目抜き通り・若宮大路の桜、鎌倉山の桜。東京は上野公園の桜、千鳥が淵の桜、隅田川べりの桜。今年は5回は、花見をするかなあ、と。めずらしくこの時期、少し手が空きそうで、嬉しい。

桜と来れば、武島羽衣作詞・滝廉太郎作曲の『花』は、桜の歌の最高峰、最大の名曲と言って間違いないでしょう。春のうららの、と始まる1番は、すぐ口をつく理想の歌い出し。見ずやあけぼの、と続く2番は、巧みな作詞術に引き込まれる憎らしい表現。錦織りなす長堤に、と展開する3番は、自然の美しさに共鳴させられる雄大な描写--とでも言うのが私の、『花』評です。美しいメロディとマッチし、世界に誇れる歌曲だと思っています。

湘南童謡楽会の3月の例会で、この歌の二部合唱の練習をしました。それにちなむ駄句を、以下に掲げます。歌に比べ、謳いきっていませんが。ご笑覧ください。

●『花』の歌詞  二部合唱で 華やげり
●春のうららの  あのメロディの  水の色
●『花』の名や  短か命の  滴かな
●見ずやあけぼの  歌ふ同胞  大河なり 
 
●青春や  滝廉太郎の  花の歌 
●滝廉とは  呼べぬ端正  美青年

16日。湘南童謡楽会50回目の月例会。はるばるの道のりを思う。
滝廉太郎の『花』の二部合唱を練習する。ピアノコンサートで歌うべく。
亡き母と隅田川を見ながら合唱した『花』。何百回歌っただろう。