サトイモの種植え

●4月30日  How are you doing?

2014年4月26日の活動報告

サトイモの種植え、ソラマメなどの雑草取り、ジャガイモの手入れ


 NPO法人つくば農場(旧八郷町)に車から降り立つと、鶏糞の臭い
が鼻を衝く。
野菜類の肥料となる鶏糞特有の臭いだ。「ああここは都会
ではなく、自然豊かな里山
なんだ」。久しぶりの畑仕事に胸躍る。

こちらが第1農場で、この日の主な作業はサトイモの種植え。参加者は
NPO法人
「食と農」理事長の宮崎夫妻、ベテランの大友さんと小生。
ぽかぽか陽気で畑日和だ。
空気が美味しい。青空が気持ちいい。いい汗が
かけそうだ。

まずは宮崎さんが耕運機を使って畝作り(長さ約50㍍)しその上に
スコップで
肥料の鶏糞を撒く。いつもながら宮崎さんのタフな作業ぶりに
は頭が下がる。その畝
に宮崎夫人と小生がペアーになりマルチ掛けをする。
黒色のビニール・フイルム
(幅約1㍍)を覆い掛けていく。左右がちぐは
ぐにならないようにするのがコツだ。

これまでの経験からうまくいった。この後、宮崎さんが耕運機を巧みに使
いフイルム
の両側に土をかけ、マルチを風で飛ばないように固定した。

次にマルチに25cmほどの間隔で、サトイモを植えるための小さな穴を
開ける作業。
ハサミとカッターナイフを使い穴を開ける。この穴に大友さん
が細い木の枝を突っ込
み、サトイモを植える10cmほどの凹みをつける。

種芋は昨年この畑で栽培したものを籾殻の山に埋めて越年させた自種だ。
種芋は
もう芽を出し始めている。これをベテラン大友さんが凹みに手際よく
植えて行った。


続いて、2つ目の仕事だ。サトイモ畑の隣りの2mばかり高い上の段の畑に
移動する。
ソラマメ、大根、シュンギク、玉ネギ・・・が成長中だ。それらの
間で伸びる雑草を取る。
ソラマメの紫色の美しい花に見とれる。宮崎夫人
に「どの部分が実になるのですか」と
聞くと、白っぽい色で小さなかわい
らしいサヤを見つけ出してくれた。
これが大きく膨らんでマメの粒が2粒、
3粒入るという。収穫は6月ごろだろうか。

ソラマメは小生にとってビールのつまみの大好物。サヤを手でなで早く大き
くなれよと
祈った。

昼食の後は、車で10分ほど離れたNPOの第2農場(地主永瀬さん)へ移動。
3
週間前に
仲間のメンバーが植えたジャガイモの手入れ作業だ。マルチの下
でジャガイモの芽が、
もっこりと伸び始めているのを、マルチに穴を開けて
芽を出してやろうという作業だ。
サトイモは初めからマルチに穴を開けて植
えたが、ジャガイモは春浅い時期の種植えだ
ったので、保温のために穴を開
けない植え方をしたというわけだ。

2農場へのジャガイモ植えは、第1農場で何年もジャガイモを植えたので、
連作障害
避けるために、違う畑=土壌で植えるのが目的。畑に着くと「あれ
ー、ほとんど穴あけが
できている。きっと永瀬さんがやってくれたんだ」。
宮崎さんが声を上げる。びっくり
するやら嬉しいやら。それでも芽出しが遅
い株もあり、一応みんなが手を下し、義理を
果たした。お出かけの様子であ
った永瀬さんに感謝しながら店じまいとなった。   

(文責 藤田実)



絵解き1 ベテランらしく手際よくサトイモの種を植え付ける大友さん。

耕運機を操る宮崎さんと、その後方に奥方。

絵解き2 淡いピンク色の芽を伸ばし始めているサトイモの種。

絵解き3 葉を茂らせ美しい紫色の花も咲かせたソラマメ。小さなサヤも。

CIMG0101 - コピーサトイモ写真

CIMG0102 - コピーサトイモ写真2

CIMG0110 - コピー