5月7日 How are you doing?
千葉県夷隅郡大多喜町のタケノコが、産地直送で届きました。クール宅急便で。
NPO食と農、の友人の父上のご実家の竹山で採ったというタケノコが、3本、
ダンボール箱に整然と納まって。発送伝票に「着いたら直ぐに茹でましょう!」
と書いてありました。なんと嬉しい心遣い、なんと嬉しい送り方でしょう!
大多喜町は千葉県房総半島の真っ只中の“山村”――というのがまだ足を踏み
み入れていない私の認識の地です。
箱の中に、タケノコの皮の剥き方~料理の仕方の、丁寧な説明書もありました。
茹でる際にはアク抜きの「米のとぎ汁」は不要と。えっ?! そりゃあ、いい。
早速、皮を剥きます。剥き方は、根元から包丁で縦に2つに裂くのが便利です。
裂いたら、ガバッと一気に皮が剥けますよ(説明書にもそうある)。次に、大鍋
に水を一杯入れて茹でること約1時間。たっぷり時間がかかるのです、柔らか
くても、タケノコは全身線維だから。茹で上がったら、しばし水に浸して・・・。
友人の奨めで、まずわさび醤油で、もう一つは、だし汁で煮付けて食べました。
いやあ、美味かった、かつて味わったことのない美味しさでした。身が真っ白
なのに加え、新鮮な食感で、柔らかく甘味もあって。エグ味? もちろん無し。
ネットで大多喜町のタケノコを検索すると、同町は関東有数のタケノコ産地で、
千葉県の生産量の1/3を占めるとありました。「酸性白土」の土壌が、エグ味
の少ない、美味しいタケノコの素であると。
地元の公共交通は第三セクター「いすみ鉄道」(~小湊鉄道~JR内房線)やバス。
ネットに紹介された長閑な山村を走る車両の写真は魅力的で、同鉄道社長のブロ
グにも引きつけられました。「昭和の残る町」「都会とは人々の生き方の違う町」
と、田舎の誇りが綴られていました。
NPO食と農のつくば農場(石岡市)も自然豊かな中山間地農村で、その田舎度
が私は好きですが、房総半島真っ只中の大多喜町は、その比ではなさそう。
この連休中に大勢の観光客が、いすみ鉄道を利用して大多喜町を訪れたとブログ
にありました。いっぺん行ってみたい。そう思いました。
タケノコが着いたのが連休中の2日。茹でたのを鍋に入れ、水を取り替え取り替
えして保管している最後のタケノコを今日煮つけて食べました。タケノコを頂戴
した「唐鎌農園」さま、ありがとうございました。
(5/7 宮崎記す)