焙煎五穀玄米粉という、おもしろいコンセプト食品

4月29日 How are you doing?

五穀。そして焙煎。そして最後に粉にした、3つのコンセプトをもった食品の情報を少し。
さる26日、5月16~18日に幕張メッセで開かれる一般社団・日本熟年会議所など主催
の「大人博」で、博覧会のテーマである「衣・食・住・遊・交」の1つ、「食」の中心存在に、
この「焙煎五穀玄米粉」を据えよう--ということで、この食材のプロモーションを担当
するアクツさんとお会いし、この食材の特徴や強みを聞いた。

五穀玄米は、古くから多くの事業者が商品化しているが、こちらは商品の中味、機能性、
切り口が違う。焙煎していることで、五穀すべてが、デンプンがアルファ化され、なおかつ
粉になっていて、①栄養豊富、②調理が簡単、③消化吸収性に優れている、④香ばしく
美味しい、⑤災害用の備蓄食材に適している(水や牛乳を加えそのまま食べられる)、
といった特徴をもっている。

五穀は、玄米、黒大豆、小豆、はと麦、金ゴマの5つ。すべて国産を使っている。すべて
国産であることが、栄養豊富で健康な食品である、という食品コンセプトに安心・安全と
いう一段の強みを付加している。
五穀の栄養素はどうか? 精白米とはどのどの栄養素も比較にならないほど高い分析
値となっているが、特に高いのはカルシウム、ビオチン、葉酸、ビタミンB2、ナイアシン、
さらにカリウム、リン、亜鉛など。単品の玄米と比べても、それらは相当高い。
それこそ五穀のもつ強みであり、優秀性なのだ。それらの数値は、改めて別な機会に
紹介することとしたい。
もう一点、言っておこう。五穀米、との違いはいうまでもないが、この商品が焙煎し粉に
なっている点だ。調理のしやすさ、消化吸収のよさ、が格段に違うということだろう。

白米を食べるのは、栄養素的には、玄米の糠の部分に上記の栄養素が集中して含ま
れているのに、それを剥落させたのが白米なので、いかにも勿体ないし、愚策だと言わ
るのは周知の事実。しかし、多くの人たちが白米が食感が良いとばかりに、知っていて
愚策に陥っている。どうして? 困ったものだ! と思う。

この商品、手間がかかっている分だけ、やはり少し高い。家庭用にも出回っているとの
こと。さ、どこかで探してみるか。買ってみて、食べてみて、どうメリットを実感できるか、
だから。ボク的に言えば、どれだけ美味しいか・食べやすいか、を見極めたい、と思う。
わが家的には、玄米を敬遠しがちな胃腸の弱い妻が、食べやすければ、ウェルカムに
なるかもしれない。この点の報告も、改めて。

手元に商品特性や料理の仕方を解説したパンフがあり、発行は「食の機能文化協会」
とある。さらに詳しい情報が種々わかるだろう。興味のある方、アプローチを。
電話は、03-3251-3400。             (4/28 宮崎記す)