日本の有機農産物の消費度まだ0・24%

1月26日 How are you doing?

有機農業団体(NPO)の理事を、長らく務めています。NPO食と農(私が理事長)とは別の。
24年度の理事会が秋葉原で今日あって、決算やら次年度の事業計画やらを議論しました。
学者、生協の農産物担当者、JC総研の研究者、農業者、そして私(ジャーナリスト)などが理事。
閉会後、酒場で、各人がもつ国内の頑張る農家(農業経営)の事例などを熱く議論しました。

結果は、高収益農家が各地に澎湃として出現していて、「日本農業の未来は大丈夫」でした。
私は熊本の「松本農園」の名を挙げました。ニンジンなどの輸出ぶりをネットで見てください。
ネットからも高収益農家群の凄さが分かります。そう、日本の農業は捨てたものじゃないです。

ところが、有機農産物の2011年度の国内における消費量は、全野菜中のわずか0.24%と
いう実態(農水省調べ)が事務局から報告され、ガッカリです。この何年もずっとほぼ同じです。

酒場で、この数字は外国ではどうか? という議論に。情報通が2人いました。で、実態は?
イタリアが多分最高で約30%、スペインも20%以上だろう--ということでした。何という格差!
中国でさえ15%ぐらいだろう、と。中国では農薬使用がひどい実態なのが知れ渡っている、と。

どこまで正確かですが、話半分に聞いても、彼我の圧倒的な差は間違いないところでしょう。
農水省で把握しているなら直ぐにも分かるはず、その他の方法でも精査したいと思っています。
                                     (1/27 宮崎記)