国立スポーツ科学センターのランチはミネラルの基準をクリアー

12月7日 How are you doing?

【ミネラル不足の食が多い中、国立スポーツ科学センターのランチは合格!】


 小若順一さんが代表の「
NPO法人 食品と暮らしの安全基金」が近年、各食品

のミネラル不足が目立つとして、機関誌『食品と暮らしの安全』が市販の弁当を

試買するなどして実態調査をしているという話を以前書きましたが、同誌12月号

がおもしろい調査結果を発表しています。

国立スポーツ科学センター(東京都北区西が丘)はオリンピック選手など競技

スポーツ選手の強化拠点ですが、そこの栄養指導食堂(オリンピック候補選手も

一般の見学者も予約制で食べられるとのこと)のランチメニューを検査した結果、

カルシウム、マグネシウムなど主要ミネラルがどれも目安量を超えていたことが

分かったことが明らかにされています。

食事の提供は、シダックス。スポーツ栄養学の理論にのっとった適切な食事が
提供され
ていたのは、さすがと思わされました。

 同誌の調査概要は以下です。

 

 調査したランチは、ぶり大根、小松菜とじゃこの和え物、豆腐のピザ風チーズ
焼き、
ご飯、スープ、サラダ、ヨーグルトとフルーツ、オレンジジュース。カロ
リー表示
859kcal。埼玉県食品衛生協会検査センターで検査。

 同誌の検査結果のまとめは、こうです。
 「カルシウム、マグネシウム、鉄が推奨量
を超え、亜鉛は、推定平均必要量を、
カリウムも目安量を超えていました。含有量を
特定できなかった銅も、おそらく
基準を超えているでしょう。エネルギーは
859kcalと多いのですが、仮に700kcal
に換算しても、カル・マグ・鉄は推定平均必要量を超えます」

 

 この良い結果に私も胸をなでおろしました。さすが、オリンピック候補選手に
提供
されるランチです。

ところが同誌はなかなかしつこい。これを提供しているシダックスが運営する
「社員
食堂」のメニューを調べた結果、銅以外のミネラルが基準に届かなかった
として、批判し
ています。

  同誌、あるいはこのキャンペーンに興味のある方、同誌の購入などについて
問い合
せるとよいでしょう。連絡先は以下です。
 同
NPO法人の電話:048-851-1212            127 宮崎記す)