栗の産地仲買価格は1キロ200円とかです

9月20日 How  are  you  doing

栗の話を少し。味、価格、栗剥き器の3題。
1)今年の筑波山麓のNPO管理栗園の栗は、16日,17日と拾いましたが、味は・・・
やや甘味に欠ける感じです。早生種が落ち始めていて、例年より数日遅い感じです。
理由は想像するに、8月ずーっと続いた猛暑日にまったく雨のなかったことかな、と。
関東のその異常さは記録的でした。方々のダムが干上がる寸前まで行きましたから。
猛暑はいいとして、雨がなくては果実や栗などの実は太らず、甘味も乗らないのでは。
栗園の地主さんに聞くとその通り。近在の農家の梨にもかなり影響があったようです。
「でもオレの梨は大丈夫だった」と腕をさすっていました。事実、十分に甘く美味でした。
その主は、永瀬二郎さん(石岡市宇治会2929)です。

2)17日、東京の生協の人達43人(観光バス)を栗園に受け入れ、拾ってもらいました。
今年3年目の来園で、拾い放題と謳っています。落下栗がやや少なく、責任上、近所の
農家の栗を買って約50キロを補充し、ネットに詰め全員に1キロずつプレゼントしました。
さて、当地における栗の仲買人の買値ですが、1週間前、1キロ250円前後だったのが、
日々値下がりし、15日200円、16日190円、17日180円(地主さん情報)だったとのこと。
我々は少し高く買いました。拾って虫食いを除き選別をして出荷するのは大変ですから。
さてさて。その栗。都市部では1キロ1000円~700円といったところでしょうか。農産物
に限りませんが、中間マージンが、高すぎる。生産者の手取りがもっと多くなくちゃ!!

3)17日。バスツアーの人たちは「朝日里山学校」(元小学校の廃校)で、お昼に栗ご飯
をオプションで作ってもらい、舌鼓を打ちました。栗は我々NPOが提供し、我々もご相伴
しました。作りたての栗おこわ。いやあ、うまかった。初物で、長生き出来ます。里山学校
は石岡市のもので、指定管理者がNPO「アグリ八郷」。その理事長が柴山進さんで、私
とは20年のお付き合い。柴山さんと調理の女性計3人で、前日、人数分の栗を剥くのに、
8時間もかかったと。美味しい料理は何でも下拵えが大変とはいえ、栗は尋常ならず!!
家に帰って、茹でて2度目の旬を味わいました。で、栗剥きはあの鋏のような栗剥き器、
ではなく、我が家では包丁。妻は鬼皮と渋皮を一緒にぐるっと取る方法、私は栗を2つに
割き、スプーンで実をほじくる方法。自分のやりかたが一番合理的と思っています。
さて。しかし我が家にも栗剥き器はあります。ところが包丁で剥く妻のやり方より面倒!!
旧来の鋏様の栗剥き器は不便です。形は何でも、もっと便利なもの開発されないかなあ。
                                (9/20  宮崎記す)