人は3週間で生まれ変わるということ

9月27日 How are you doing

ニュートリノが光より速い、という実験結果が得られ、アインシュタインの相対性理論
が覆るかもしれないと大騒ぎになっています。ラジオを聞いていたら「覆った」と断定
している顔の知られた(名は思い出せなかったが)コメンテーター(自称ジャーナリス
または評論家)がいました。しばらく、専門家の評価と、発表された実験結果の検証
を待たなければならないのに。世間にはどこにも悪乗り形の人間がいますね。

このジャーナリスト、哲学を語るごとくの口調で、「人の細胞もすべて3週間で再生され
る」と声高に言っていました。その通りです。60兆個もある人の身体の細胞が、常に
新陳代謝し、3週間で”総とっかえ”されているのは良く知られたことで、脳細胞だけが
例外で日に10万個ずつぐらい、ある年齢から死滅するだけだといわれて(私の認識)
いますが、これにも異論があって脳細胞も再生するという新説が出ているようです。
私、医学者ではありませんが、こうした専門知識も例えば信頼できる本を例えば百冊
も読めば、堂々、人にしゃべれるはず、何事もしかと勉強したいと思っています。

60兆個も3週間も、脳の新説だけは別として、聞きかじりの知識でしかありませんが、
読書100冊まではいってないにしても、どうやら真実のようですし、その意味で、人は
3週間で細胞的には「生まれ変わっている」と言えるのですね。私はそう信じて生きて
います。人は日々新らし、であるはず、そうなければならないのですね。

70歳やそこらで「もう一線から身を引く」なんて言って、それはそれでいいとして、人生
を畳むような生き方、つまり何もしない日々を送っている人がポツポツ居るのを身近で
見聞きしています。80歳で身を引く、と言い方さえ私は納得できません。もちろん心身
とも元気な人が、ということです。
あと10日ばかりで68歳の私、元気です。畑に出れば、その馬力にみんな眼を見張って
います。いま「畑と音楽」が生甲斐。「食と農」のこの欄でもときどき「音楽」を書いている
通りです。「食と脳」でもあるわけです。           (9/27早朝、宮崎記す)

ps)読者のみなさん、気が向いたら「自然と生きる」(俳句ブログ)を覗いてみて下さい。26日の句を二つ。オソマツながら・・・。
<猫舌と なつて焼き芋 秋深し>
<秋一刻 神経抜かるる 虫歯かな>