今日当たり届く自作の23年新米を玄米で食うぞ

9月21日 How are you  doing

茨城県小美玉市の田圃でつくった自作の米は、地元の農家に頼んでコンバイン
で収穫してもらったのが17日、続けて脱穀してもらい、今日21日当たり宅配便で
届ける--という連絡が17日にありました。玄米が米袋で届くわけです。いまか
いまかと待っていますが、台風が接近中だし、遅れるかもと気をもんでいます。

小美玉市の米は、茨城県の調査によって放射性物質は放射性セシウム・ヨウ素
などを「検出せず」だったことが県のHPで公表されています。安心して自作米が
食べられるます。収量は昨年並みだったとの連絡ですが、味はどうか・・・まずは
玄米で食べてみるつもりです。

米は、玄米の糠層を摺り落とした白米で食べる消費パターンが主流ですが、栄養
価は玄米が圧倒的に優れているのは周知の通り。それは、糠や胚芽部を残して
食べるからで、ここにビタミンB1を始めとしたビタミン類、糖質、タンパク質、脂質、
ミネラル、食物繊維などの栄養素がたっぷり含まれているからです。玄米は、白米
よりビタミンB1は4倍強、B2は2倍、脂質、リン、鉄は2倍強と言われます。ビタミン
B1が不足すると、かっけという病気になります。白米食が急普及した江戸時代に
かっけが大流行し「江戸わずらい」と言われましたね。かっけにならないよう、膝を
棒で叩いて下脚がパーンと跳ね上がるかどうかを調べてチェックした昔のことをご
記憶のことも多いでしょう。

前回触れた『食べて治す医学大事典』によるとーービタミンB1は米の糖質をエネル
ギーに変える働きがあり、<疲労回復>に有効です。また、食物繊維は不消化
ですが、そのおかげで腸壁を刺激し腸の蠕動運動を促し、<便秘の解消>効果
があり、さらに<大腸ガンの予防>効果もあります。
糠層と胚芽部には植物油が多く、リノール酸とビタミンをたっぷり含んでいるので、
<動脈硬化や老化の防止>の効果があります。また、オリザノールという物質に
よって<自律神経失調症やノイローゼの予防>の効果があります。そして、大食
をしなくなるので、<肥満防止>にも効果があります。

以上のごとく玄米の効能が沢山指摘されています。白米がご飯にしたとき白く光っ
ていて見た目が綺麗だし食べやすいというのは争えない食感覚ですが、これほど
玄米の効果を確認すると、はやり玄米だな、と思わされてしまいませんか。100%
玄米が食べづらいという向きには、白米と半々がオススメと、「NPO食と農」による
討論会「放射能汚染問題と向き合い、われら食と農を語る」(当サイトなどで公開)
で、漢方薬局を営む薬剤師の松下元之さんが話していました。ご参考にして下さい。  
                             (9/21 宮崎記す)