「放射能汚染問題と向き合い、われら食と農を語る」分割連載3回目

8月29日 How are you doing

連載3回目

タイトル:「放射能汚染問題と向き合い、われら食と農を語る」

主催:「NPO食と農」 後援:「財団法人都市化研究公室」

<討論者4人>

小若順一(NPO食品と暮らしの安全基金代表、市民運動家)

 澤登早苗(恵泉女学園大学人間社会学部 学部長 教授、農学博士)

 松下元之(NPO食と農監事、デュ・アン漢方スパ経営、薬剤師)

 宮崎隆典(NPO食と農理事長、ジャーナリスト)

A=(撮影者・「NPO食と農」の会員でオブザーバー)今度の放射能の
問題はレントゲンを浴びる時とどう違うんですか?

小若)胸のCTで6.9μSv(マイクロシーベルト。その1000倍がmSv)ぐらい。
リスクはもちろんありますが、医療面のメリットの方が大きいとして特に規制
はありません。

宮崎)CTは局部的に浴びているから問題は少ないとも言われていますね。

小若)生殖腺に当てないのが医療の原則です。福島県産の農作物ですが、関東
では福島県産の農産物を食べようと応援セールをしている生協や共同購入グルー
プが数多くあります。「福島を応援しよう」「安全です」と言って放射線で汚染
された農産物を若い人、子ども、妊婦にまで食べさせている生協すらあります。
そんな農産物を食べて子供や妊婦がさまざまなダメージを受けたら、生協はどう
するのでしょう。これは生協の犯罪ということになりますよ。若い人と子ども、
妊婦には、積極的に福島県産の農作物を食べさせてはいけません。ボクはそう判
断しています。できるだけ食べないようにしていて、それでも知らずに食べてし
まうと言うリスクがあって、それは許容するしかないのですから。

宮崎)原発は関係ないけれど、阪神淡路大震災のときもそうでしたが、被災者
を応援しようというのは生協のポリシーというか、生協の精神でもある