NPO筑波農場のジャガイモの放射線量検査結果の通知書(日本食品分析センター)

7月28日 How are you doing

放射性物質セシウムが稲藁や、堆肥・腐葉土を汚染している報道が続いています。
稲藁の汚染は、3・11後に田圃に放置していたものを牛の餌として回収したためで
あることがはっきりしました。当然予想されたこと。農水省の担当役人どもの無能さ
には腹が立ちます。一度、県を通して注意するよう文書を流しただけだったようです。
宮城県の藁が問題だったようですが、農家も農家だったと言えます。「もしかして」と
藁を売る側も、買い取る側も思わなかったのかしら。宮城県産の藁を買って牛に与
えた肉牛農家が全国に広がってしまって。肉牛農家の危険意識は、かなり希薄化
するのは予想できますが。まあ、根っこは行政の怠慢!

われわれ「NPO食と農」の筑波山麓の農場は、原発から直線で150kmです。先ごろ、
ジャガイモを全収穫し、その前の試し堀りで放射線検査をし、安全確認ができたので、
会員の人たちへ産直しました。また、岩手県宮古市の「三陸鉄道を支援する会」あて
青空市用にジャガイモをお贈りする(今日28日発送予定)ことにしています。
放射線量検査ですが、「財団法人日本食品分析センター」の検査結果の正式通知が
このほど私あて届きました。先に速報値を当欄で公表しましたが、放射性セシウムと
放射性ヨウ素が、ともに「検出せず」とされた公式文書を下に掲載します。
「定量下限」というのは、検出限界値のことで、線量はそれ以下(「0」は意味しない)で
あったという意味です。ジャガイモの放射線量の暫定基準は500Bq/kgです。
こうしたチェックをし、私達は「出荷」をしています。

放射線検査証明書110727 011