茨城県筑波農場のジャガイモの放射線量検査結果出る

7月12日 How are you  doing

NPO食と農の筑波農場で収穫したジャガイモの放射能汚染状況を調べるため、
「財団法人 日本食品分析センター」に、検体を送り検査を依頼していましたが、 
その結果が11日に分かり、速報値として連絡を受けました。

セシウム・ヨウ素とも「検出せず」。そう予想はしていましたが、正直ほっとしました。
詳しい結果は以下の通りです(検査報告書が到着したらその写しをアップします)。
検査代は21,000円でした。
<検体>ワセシロ(という品種)。3/26に種植えし6/19に収穫したもの。
      同センターの規定に従い水洗いし泥を落としたもの2kgを7/5に発送。
<検査結果>
 ・セシウム137 「検出せず」(定量下限3.6ベクレル/kg)
 ・セシウム134 「検出せず」(定量下限3.3ベクレル/kg)
 ・ヨウ素131   「検出せず」(定量下限20ベクレル/kg)
<われわれの評価>
 ・まったく安心できる結果と受け止めています。
 ・NPO食と農の筑波農場(石岡市柿岡)のジャガイモの「安全安全宣言」をします。
<註釈>
 ・検出せず、は「0」ではありません。検査方法を十分に厳しい「定量下限」を設けて
  検査した結果、その下限を下回る線量であった(数値は測らないので不明)ので、
  検出せず、の結果になったということです。統計的なND(non・data)を意味します。
 ・ジャガイモの食品衛生法上の暫定基準値は500ベクレル/kg。
 ・この下限値を200とか300ベクレル/kgに設定して検査をしているインチキ検査
  機関もあるらしいという情報があります。火事場泥棒的ワルがあちこちにいます。
  えてしてそういうところは金額も安い。注意しないといけません。
<われわれの対応>
 ・NPO食と農の会員様から「産直」のご希望をいただいている注文に、今週末から
  お応えします。また計画的栽培をしたプラン通り、相当量を震災の被災地の一つ
  岩手県宮古市の「三陸鉄道を支援する会」に支援物資としてお贈りする予定です。
  たぶん200kgぐらい可能でしょう。秋のサツマイモなどを合わせ1トンが目標です。
  安心安全宣言をし産直注文にお応えし、被災地支援ができることを喜んでいます。 
                               (7月12日 宮崎記す)