原発対応、とにかく遅い

3月30日 How are you doing

今朝の新聞。東電福島第一原発事故を受けて、海江田経産大臣が
他の電力会社の原発のリスク管理に関し、電源が切断されたときに
備えて、もう一つの電源を確保しておくこと、などなど細かい対応策の
策定を指示したという。

えっそれもいままでなかったんかい!? と改めて驚く。なかったから
東電事故の今日の右往左往があるわけだけれど。原発のリスク管理
がまったくなってなかったことが分かった。今後の原発行政の行方が
厳しくなるな、これでは。

さて。緊急時のいろんな体制作りだが、確かドイツだったか、一朝こと
あれば、公園とか広場とか庭園とか、さては個人の庭までを急遽、畑
に転換し作物を栽培する精密な計画が出来ているはずだ。また食品を
移動するためのトラックの出動に至るまでのキメ細かい計画である。

一方、スイスでは米、麦、砂糖、コーヒーに至るまで食品事業者には何
を何か月分ストックすべし、という義務と、個人にはそれを任意で鋭意
実行するようにという規定があることはよく知られている。
米国のFEMA(連邦緊急事態管理庁)の徹底した国土保安・国民保護
体制は、模範的とされる。いま他国の優れたリスク管理体制をウンヌン
するときではないだろうが、そんなことを想起させてしまう政府のお粗末
な、じれったい動き・・・。じりじりします、憂鬱です、腹も立ちます。

pm12:16  I’m  OK