NPOシンポジウムまで20日/規制仕分けの月光仮面

3月9日  How are you doing

【NPO食と農シンポジウムin千葉3/29、参加募集中。お待ちしてます】
10年度3回目。農業の元気化・見える化・6次産業化を目指してがテーマ。
千葉県成田市の有機野菜卸業「ナチュアラルシードネットワーク」の石井吉彦さん
が講師。全国で1800人の有機栽培農家を傘下にし大手スーパーなどへ
こだわり農産物を卸し販売する体制を10年で築いた事業理念とノウハウ
を話して頂きます。事業に対する「高い志と目標に向う情熱」が聞き処。

午後2時。千葉市民文化センター。参加費500円。要予約(申込み順)。
申し込み・問合せ先:担当宮崎(0467-31-3054)へ。
講演に続き、質疑の時間をたっぷり設け問題点や今後の方向性につき
議論を深めます。農家の方々,事業者,消費者の参加をお待ちしてます。
石井さんについてはこの欄で事業のポイントを順次、公開していく予定。

<今日の話題>
事業仕分けに次ぐ、初の規制仕分けが6,7の両日行われた。統一地方   選を前に改革姿勢を見せようとするパフォーマンスだったことがTV・新聞
の報道ではっきりする。見に行きたかったが、行くまでもなかったようだ。
空席も目立ったという。読売新聞(3/7朝刊)によると、近藤洋介衆議院
議員が「日本の農業は大きな転換点にある。農地制度も改善すべき点が   ないか検討したい」と締めくくった由。

その程度の仕分け人の「農業理解」なのか。日本農業は「大きな転換点」
でなく「大きな危機」にある。農地制度も「改善すべき点がないか検討」し
たいどころではなく、農政の根幹を成す農地制度の問題が澱のように溜 まって今日の農業の停滞があることは多くの国民の知るところだ。仕分 人がその程度の認識だもの、パフォーマンスになるはずだ。
ビニールハウスでコンクリートを使う場合の農地転用基準について仕分
けの議論をしたというが、こんなことは議論するまでもないだろう、役人に 
「理に合わない、改善策を示せ」と副大臣ぐらいが命令すれば、すぐにも 
答えが出るはず。まさに重箱の隅をつつくような仕分けではないか。
否、それが見えているから傍聴席も満員にならなかったのだ。事業仕分
けの月光仮面は、なかなか鋭い仕分けをして輝いたが、仮面の正体が
バレたというところだろう。威勢がいいだけでは国民は納得しないって。

pm11:59  I’m OK