NPO食と農in立川2/21まで10日/針塚さんが畑に海苔を沢山投入するワケは

2月11日 How are you doing

【NPO食と農シンポジウムin立川2/21、参加者募集中。定員あり】
講師は、渋川市の「針塚農産」代表針塚藤重さん(東京農大客員教授)。
「菌耕農法」で高級野菜を作り、それで発酵理論に立った本格漬物を作り
三越などへ直販する。商品のブランド化をどう成し遂げるかが急所。
江戸時代、大根をベッタラ漬にして高付加価値商品にしていたという話は
エキサイティング。当時から先進農家は6次産業化を目指していた。
講演では、それらの話と、家庭でできる美味しい漬物作りの極意を説く。

プレゼントあり。漬物の手引書、農業資材カルゲン(カルシウム源)など。
立川市女性総合センター・アイム。午後2時。参加費500円。要予約。
申し込みは、NPO食と農、シンポジウム担当宮崎(0467-31-3054)。

今日当サイトを見たという読者の人から参加申込みあり。これで2人目。
コツコツ一生懸命書いていることへの神様からのご褒美。うれしいなあ。
Nさん、ありがとうございました。歓迎致します。絶対面白いと思います。

<今日の話題>
針塚さんは、海苔業者からくずのりを譲り受け畑に長年投入しています。
そのワケは・・・
のりは土中で多種類のミネラル分に分解されますが(微生物によって)、
そのミネラルを野菜に吸収させようという狙いです。海草はどれも海水が
もつ豊富なミネラルをそれぞれの組成に応じて取り込んでいるからです。
その野菜はいうまでもなくミネラル分豊富な高品質野菜となるわけです。
窒素、リン、カリの化学肥料だけで栽培する野菜との違いがそこです。
海苔のもつミネラルは・・・
(http://kenko.it-lab.com/shokuhin.php/45/)によれば、
発育促進に不可欠なヨウ素、胎児の正常な発育に欠かすことのできない
葉酸が豊富。さらに身体の調子を整えるカリウムや、マグネシウム、貧血
を防止する鉄分などのミネラルや食物繊維も多い(以下略)。

針塚さんは畑に米糠も大量に投入しています。米糠の効用は、海草と同
じく豊富にミネラルを含んでいることです。農家が競って精米機から出る
米糠を欲しがるわけです。われわれNPO農場でも然りです。
んん? じゃあ米糠を食べればいいじゃない? その通りです。米自体が
もつ糠を捨てずに(除去せず)玄米で食べるのがイチバンってわけです。
玄米はどうも・・・と言う人は、7分搗きとかの「分搗き米」をぜひ!
また、糠漬けも、同じ理由で、身体にいいのです。針塚さんは野菜の糠漬
は「糠ごと食べなさい」と勧めています。
講演では、そうした点にも触れられると思います。ご期待下さい。

pm4:31 I’m OK