NPO食と農シンポジウムまで16日/江戸時代ベッタラ漬を売る農業の6次産業があった

2月5日 How are you doing

【NPO食と農シンポジウムin立川2/21、講師よりプレゼントあります】
講師は渋川市の「針塚農産」代表・針塚藤重さん(東京農大客員教授)。
「菌耕農法」による自作野菜で手作り本格漬物を作り三越などへ直販。
その農法で使う菌製剤と農業資材(カルシウム源)、漬物の手引書を、
講師のご好意でプレゼントします。
21日午後2時。東京立川市総合女性センター。参加費500円。先着順。
申し込みはNPO食と農シンポジウム担当宮崎(0467ー31ー3054)へ。

さる3日。講演の打合わせのため針塚さんを訪ねました。そして針塚さん
が50年かけ築き上げた農業の農業理論・漬物作りの発酵理論を全公開
し、家庭でできる漬物作りのノウハウを伝授してもらうシナリオを確認しま
した。漬物作りは本当は実演したいのですが、会場の制約でカットです。

その漬物は、「ハクサイの浅漬け」と「大根のベッタラ(麹)漬け」とします。
べったら漬けですが、お打ち合わせをしていると、江戸時代から作られて
いて、農家が売っていた、というご指摘がありました。なんと江戸時代から
農家は、6次産業を実践していたのです。

前に何度も取材をし漬物の話をお聞きしたのに、その観点をもたず質問
しなかったことを反省しました。発想が貧困でした。でも、今回、訪問して
細かいお打ち合わせをした甲斐がありました。来て良かった、としみじみ
思いました。針塚さんの講演では、この部分・江戸時代から先進的農家
は6次産業を実践していたことが話の締め(オチ)になります。ご期待を。

我々の今回のシンポジウムは3回シリーズ。副タイトルに農業の元気化・
見える化・6次産業化を目指す、を掲げています。針塚さんの講演もそれ
に沿ったものであることは言うまでもありません。TPP議論が盛り上がっ
てきました。でも、その問題にどう対応するにしても、この副タイトルの3つ
のテーマをクリアしていくことが農業再生のカギだと我々は考えています。
日本農業再生のために、みなさんと一緒に考察を深めつつ行動して行き
たいと思っています。

pm1:15 I’m OK