NPO食と農シンポジウムまで24日/大分県大山町農協に学ぼう

【食と農シンポジウムin立川2/21。参加募集.要予約.ぜひお早めに.
6次産業化の旗手・群馬県渋川市の高級漬物業の針塚藤重さんの話】
お申し込みは、担当宮崎(TEL/FAX 0467-31-3054)へ。

大分県大山町農協”称賛”の続きです。HPから、戦後間もなくから”寒村”
からの脱出をかけて、実現可能な夢を描き、一歩一歩前進してきて今日
の磐石を築いてきたことが分かります。組合員が一丸となり、組織と一体
となって、常に高い志を忘れずに気合を入れてきたんですね。農協活動
の「いま」を見る(HP)ことで、その歩みまで見える気がします、私は。
だから、HPを見て、元気や勇気をもらえる気がするのです。

矢羽田正豪組合長様、あなたが称えられる代々の組合長方の卓越した
経営手腕を土台に、やはりあなたの時代を読むしなやかなセンスと確かな実行力があって、今日の大山町農協があるのだと思います。
広く九州、いやいや全国のグリーンツーリズム需要に応えようと計画され
た広大な四季の里「五馬媛」の造成も順調に進んでいるようですね。計画
し、ロードマップに従って確実に実行されるパワーは、さすがですね。ニュースでそのことを確認し、嬉しく思っています。”逍遥の里”とでも言いたい
四季の里の完成を心待ちにしています。四季の花が咲き始めるのはいち早く今年からでしょうか、そして完成し咲きこぼれるのは5年後でしたか?
そのころ、大山の農村集落全部が、グリーンツーリズムのメッカになって
賑わっているに違いありません。私にはその光景が見えるようです。

いつまで経っても、「基本方針」を出すと言うばかりのわが農政と大違いですね。6月に政府が示すという「農業改革案」のうち、どれが5年後に、貴農協の事業のように、「見える形」に実現しているでしょうか。改革案が示されてもいないうちからですが、心もとない限りです。

矢羽田組合長の、HPの2011年頭のメッセージをなぞりたくなりました。
元気出ますよ、みなさん。TPP危機に対してこう述べています。
<しかし、いま嘆き、悔やみ、グチを述べても何の解決にも結びつきません。それはこれまで先を読まず何らの対策を打ってこなかった方々の言
うことです。
幸いに大山は恵まれない条件の中で先人たちが知恵をしぼり、それなりの対策を講じ、少量生産、多品目栽培、高加価値産品の生産、そして生産加工、流通、サービス産業というところまで手を打ってきました。今でい
う農業の6次産業化であり、高次元農業であります。これらを進化させて
さらにその時代に合ったことを実現していけば必ず生き残る道はありましょう。むしろ、夢と希望と活力に満ちた輝かしい未来が広がって来るもの
と信じています。
農村を起すのは農民以外にありません。また農家を助けてくれるものは
誰もいません。自分で起き上がる以外にないのであります。農業への熱
い思いを胸に、環境や農政に対する危機意識をしっかり持ち、明日に向
かって種をまきましょう。先人は語っています。「種をまき夢を追う」。>

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