NPO食と農のシンポジウム2まで28日/農家の高齢化をどうとらえる?

1月24日 How are  you doing

【食と農のシリーズシンポジウムⅡ。2/21。募集要項は2/1当サイトで発表】
午後2時。東京立川市総合女性センターホール(190人)でやります。
講師は、自作野菜で高級漬物を作り直販する農産加工の針塚藤重氏。
群馬県渋川市から遠路、われらのシンポジウムに出陣していただきます。
会場がOKなら、家庭で出来る美味しい漬物作りの講習も考えています。
「農業の元気化・見える化・6次産業化を目指して」がキーワードのシンポⅡ
にどうぞ、ご期待下さい。

針塚さんの漬物は三越デパートなどで販売される”ステータス”を獲得している
”本当に美味しい漬物”です。もちろん保存剤など不使用。個人産直にも
応えています。「針塚農産」と入力し、ネットで調べてみて下さい。美味しさ
の秘密は乳酸菌・酵母を巧みに使いこなしていること。
講演では東京農大客員教授でもある針塚さんの「発酵食品理論」が分か
り易く語られます。会場で実演指導が許されるといいのですが。

今日、通常国会が開幕しました。150日の長丁場。駆け引きは止め正面
から重要懸案を徹底議論してもらいたい。そして予算関連法案も、景気も
暮らしも前進させられるよう通してもらいたいなあ。国会がうまく機能する
ように、ではなく、国民のために。ヨサノがどうのこうの、でいきなり政局に
するようなことはヨサネエカ。政治家としての変節振りは彼自身の評価に
当たって問題にすべきことであって、カンさんがヨサノさんの力量に頼ろう
とした政治判断は、首相の蛮勇と見たい。で、ヨサノさんにも蛮勇を振る
って、やることやってもらいたい。国民挙げて、ぐたぐた言い、評論家して
いたって、何も出てこないからなあ。とボクは思っております。

気になるのは、TPPの議論。政府はこの問題では農業改革の基本方針
を6月までに示す、と言っている。じゃあ、それまで具体的な議論はされな
いのか。もっともっと前に、例えばWTOウルグアイラウンドの合意で日本
がコメのミニマムアクセスを受け入れた1993年、その輸入が実際に始ま
った95年、などに農業改革の基本方針(というより抜本策)が打ち出され
いまごろ改革のロードマップのマイルストーンを2つも3つも越えている、
そういう状態でなければならなかったはずではないのか。歴代の政府の
農政無能・農水官僚の怠慢は、国家の大罪である。そしていまごろ基本
方針とは、いったい何? つまり、TPPはどうであれ、国会開会中の早い
時期に、その基本方針とやらが示され、遅まきながらの国会論戦が戦わ
されて欲しい。なにが6月よ、笑わせるなって。

今日、某出版社の編集者数人と、こうした農業の問題を議論する機会が
あって、農水省はすぐ「農業人口が減っていて農業者の高齢化が激しい」
と日本農業は容易ならざる難問を抱えている、といった類の現状(窮状)
指摘が得意だが、ということで意見の一致を見た。足腰の強い、魅力的
な農業の具体像が政策として示され、そうした農家がむくむくと出現して
いるならば、いや10年、20年前に、そうした農業を目指すというグランド
デザインが示され、ロードマップをもって農家が駆け出しているなら、人口
減少も、高齢化も想定内のことであるから、何の問題もないはずだよね、
と次なる意見の一致を見た。いや、そのことが無能と怠慢のせいでデザ
インさえ示されていない現状を考えたとき、農業人口は少なくても、農家
の高齢化がどんどん進んでも、その条件下で、足腰の強い魅力的な農業
をどうやって築き上げるか、いくらでも方法はあるだろう、いくらでもチエ
は出せるだろう、ということで最後の意見の一致を見た。つまり、高齢化
なんて、何の問題もないということ。
その方法、チエについて当サイトで、随時発信していきます。

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