NPO食と農シンポジウムまで11日/岐阜県中津川市加子母のこと

11年1月11日 How are  you doing

【食と農シンポジウムまで11日。参加者募集中。要領は12/15付】
NHKラジオでしゃべらせてもらい、1/22のシンポへの参加申し込みが、
ぼつぼつ来て喜んでいます。日本の農業再生を話し合おうというシンポ、
長野県の八ヶ岳高原でレタスを作る横森正樹さんがトップバッターです。
定員50人。参加費500円。どうぞご参加を。

当サイトで2,3回触れた日経土曜夕刊の名物記事「××に住んでみる」
の、「岐阜・加子母に住んでみる」シリーズは、12月25日付けが最終回
でした。遅まきながらご報告しておきます。最終回では、牧戸という地区
の98歳になるという伊藤邦夫さんが、80歳といってもおかしくない矍鑠
とした農作業姿で、栽培中の赤カブ畑の中で写真に納まっていました。
24年前に奥さんに先立たれ、しかし4世代7人の同居家族として決して
孤立せず、近所の人たちとも親しく付き合って生活していると紹介されて
います。はやりの言葉で言えば、コミュニタリアン(共同社会人)リーダー
ですね。また、この社会を記者の足立則夫特別編集委員は「多縁社会」
と称しています。地域が過疎化はしても、地域に根付いた共同体意識が
崩れることなく、或いは少しも減退せずに残っているということでしょうか。

足立記者は、取材を振り返っての感想の中で、道で小中学生に出会うと
「こんにちは」などと挨拶され「気分爽快」になった、また雷雨に遭い飲食
店で雨宿りをしていたら、店主夫妻に、乗っていた自転車ごと自分が借り
ているログハウスまで車で送ってもらうなど一杯の親切をもらったと書く。
そして「困った人がいたら、自分も率先して手を差し伸べたくなった」とも。
足立さん、いいねえ。そうよねえ。人の行き着く先は。そう思わされました。

何百枚かの年賀状に関し、先にボクのインプレッションを少し書きました。
足立記者の感想記事ではありませんが、毎日のAさんの年賀状に「他人
の役に立ちたい。そんな後半生に」と書いてあったのを思い出しました。
そうよねえ。70にして心の欲する所に従い矩(のり)をこえず、ですよね。
70は少し先ですが。そう思いました。今日、鶴岡八幡宮に初参りしました。

pm11:50 I’m OK