食と農シンポジウムまで18日/雛の実験をしているとの年賀状

1月4日 How are you doing

【食と農シンポジウムまで18日。参加者募集中。要領は12/15付】

NPO食と農、の2010年度シリーズシンポジウム1、は1月22日、東京飯田橋の
東京ボランティア・センター会議室でやります。スピーカーは長野県佐久穂町の
レタス農家・横森正樹さん。もうかる農業・げんき農業の旗手です。高品質野菜を
どう作り、それをどう売り、どう収益を上げるか。農業以外のビジネスにも参考に
なるヒントがいっぱいです。定員50人。どうぞ早めのエントリーを。

私は67歳。年賀状を400人ばかりの人とやりとりしています。今年、印象に残った
のをとりあえず2通、ご紹介します。
1つは、農業仲間の日経新聞記者OBのオカモトさん。「二季になった日本、それに
合った農業を考えています」と。二季とは、なんとインパクトのある言葉でしょう。
感性豊かな、生き方をしているからこそ生まれたのだと思います。見習うべしです。
二季とは、冬と夏でしょう。NPO農場の今年の作付け計画にも参考にしなくちゃ。

もう1つは、中部地方の某大学教育学部のサカイダ先生。「授業でひよこの実験を
していますが、あれは生命の神秘、命の大切さを直に感じる実験で、あの実験だけ
は忘れないという人が多いです。生物は自分と直接かかわっている現実的な教材で
実験はインパクトが強いから記憶に残ります。・・・」とありました。NPO筑波農場でも
農場主のミヤモトさんの協力で、子供たちの食育のために、希望があれば鶏に卵を
抱かせて、子供たちが農場に来る日に孵化させるプログラムを準備しています。
サカイダ先生も同じ実験をしてみせておられるのだと思います。われわれNPOでも
今年こそ、そのプログラムを初実行したいものです。鶏の卵から雛が孵るのを見る
ときの感動は、ほんとうに生命の神秘を感じさせてくれるものです。ボクの少年時代
の大切な記憶でもあります。雛が孵るまで20日プラスアルファ。その間、親鳥が黙々
と卵を抱き、孵るときには、親が外から殻を啄いて(つついて)やると、雛が内側から
自らの力で殻を突き破って生まれ出る、という「そっ啄」の呼吸が観察できます。
そんな食育を、筑波の農場で、今年こそ!と思わされました。

ボクの年賀状が、友や知人にどう読まれているのだろうとも思わされました。年賀状
など虚礼だし、面倒だし、などという人もボクの身近にいますが、いやいや、そんな
もんじゃないっすよ。上記2枚以外にも、今年も、沢山の方々の年賀状からたくさんの
ヒントや勇気をもらいました。
NPOの当サイト、長らく休筆しました。今日4日の仕事始めからまた「ほぼ毎日」書き
始めます。よろしくお付き合いをお願いします。
 
pm1:25  I ‘m  OK