食と農シンポジウムまで17日/普段の暮らしに競争力の芽を見出す

1月5日 How are you doing

【NPOシンポジウムまで17日。参加者募集中。要領は12/15付】 

シンポジウムは1/22。東京飯田橋の東京ボランティアセンターで。
講演は長野県佐久穂町のレタス農家横森正樹さんの「元気農業」。
詳細は、当サイト12/15付けの記事をご覧下さい。

NPO食と農は、都市民の農業体験を通し、食と農への理解を深め、
停滞久しい日本の農業の活性化を目指す活動をしています。農場は
茨城県石岡市の筑波山麓にあります。自然タップリの農場の魅力を
どう発信するか、NPO発足3年度目の今年が勝負と思っています。
小さな普段気付かない、眠った宝はないか・・と眼を凝らしています。

眼聴耳視です。眼を凝らし、耳を凝らし、心を凝らし、勝負のテーマのヒントを見つけたいと思って、スタッフのブレーンストーミングなどを行っています。そこで目に付いた、日経新聞1/3の1面コラム。
「春秋」の全文を以下に引きます。読んだ人もいらっしゃるでしょう。

関西ではポチ袋、関東ではご祝儀袋と呼ばれていた。お年玉を入れる小さな封筒のことだ。このお正月、日本中でいくつのポチ袋がやりとりされているだろう。ポチとは小さくかわいいものを指す。犬の名の定番だったのもうなずける。
京都の骨董品店、てっさい堂の貴道裕子さんが集めたポチ袋の一部を写真集「ぽちぶくろ」で見られる。歌舞伎役者、浄瑠璃の小道具、金魚に朝顔、民謡の歌詞。江戸から昭和初期に作られたさまざまな図柄が楽しい。最初は花柳界など大人の間で用いられ、後に庶民に普及し子供用にも使われるようになった。
お金を包むだけなら無地の袋で十分なのに、「この意匠に凝りに凝ってしまうのが日本人」だと作家の夢枕獏さんが解説する。大人の粋や遊び心は子供にも自然に伝わる。むき出しでも、きれいな袋入りでも「同じお金には違いないが、もらううれしさは数倍であった」と京都の老舗旅館、俵屋のご主人が振り返る。
千代紙、手ぬぐい、豆皿、喫茶店のマッチ。生活を囲む小さなものの美しさへの思い入れは日本の強みでもある。ポチ袋は土産物として外国人旅行者にも人気があった。最近では家庭で作る子供向け弁当の凝った盛り付け法が海外でも関心を呼んでいる。何気ないふだんの暮らしに、国際競争力の芽が潜んでいる。

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