食と農シンポジウムまで33日/TPPに賛成の農家も少なくない

12月19日 How are you doing

【NPO食と農シンポジウムまで33日。参加者募集中。要領は12/15】

昨日18日、TPPに関連した2011年度政府予算に関して疑問を呈した。
NPO食と農としてもスタッフそれぞれで意見が違うはず。詳細に状況を
チェックし、TPPについての見方考え方を整理していきたいと思っている。

農産物の関税撤廃などをルール化しようというTPPである。その参加に
対して農家は全部が反対かというと、実はそうではない。12月初め熊本
の農家の営農ぶりを数件取材したが、TPPについて賛否を聞いた3軒の
農家はいずれも賛成であった。1軒は11haを経営する蜜柑農家、他は
50haの根菜類栽培の農家、4haの紫蘇栽培農家。後者2軒はすでに
台湾などへ産物を輸出している農家だった。共通しているのは日本では
平均耕作面積(1・83ha)を大きく越える大規模農家であることと、商品
の品質に絶対的な自信をもっていることである。内向きの日本の農政に
みな不満をもち、今後の日本の農業の行く末に対しても「海外の農業と
十分対抗してやっていける」と明言していた。農法、経営方法につき絶対
の自信をもち、農政についても一家言をもっている人ばかりだった。

こういう人たちは、規模拡大に対し、10a拡大したから2万円を付与する
という制度を、どう受け止めているだろうか。いずれそこらについても生
の声を聞いてレポートするが、おそらく「そんなサポートでは日本の農業
の足腰を強化することにはならない」と思っているに違いない、私はそう
想像する。その予算100億円は、極論だが捨て金にしかなるまい。

50haの農家は、ITなどの企業誘致ではなく遊休地が目立つ町村ならば
農業法人を誘致する行政をやってくれれば、ウチはどんどん進出すると
話した。現状はなかなかまとまった耕地が確保できず、規模拡大が出来
ない悩みを訴えた。ぽつんぽつんと例えば1ha程度の借地が見つかって
も作業効率が悪いので、進出できないのだと。
100億円の使い道について知恵を絞ろうと提案した。このような農業法人
誘致を促進するための制度資金にするのも、一法ではないか。10a拡大
したからといって、その報奨金か激励金のように2万円を付与する、など
という「バラマキ」よりは、一見しただけではるかに有効ではないか。

pm11:53  I’m OK