12月16日 How are you doing
【食と農シリーズシンポジウム第1回=2011年1月22日まで36日】
ただいま参加者(定員50人)募集中。詳しくは当サイト12/15付。
さて。12/16の理事長発・・・。
16日の新聞は大塚製薬グループの持ち株会社、大塚HDが15日、
東証一部に上場したことを派手に(特に日経が)伝えました。初日、
2140円で取引を終え(公募価格2100円)、時価総額1.19兆円
で、2010年の新規上場の中では第一生命保険の1.6兆円に次ぐ
規模となったと。大塚HDは1921年に徳島県で創業。本業の製薬
メーカーとしては世界で3700億円を売り上げる総合失調症治療薬
「エビリファイ」の特許が米国で2015年に切れるため、次の成長へ
向けての研究費などの資金調達を株式上場に求めたというわけ。
大塚HDといえば、ポカリスエット(大塚製薬)やらオロナミンC(大塚
化学)、即席ボンカレー(大塚食品)などをまず思い出します。独創
的な商品開発で成功してきた企業との印象が強い。そして今では、
大鵬薬品工業(ドリンク剤「チオビタ」)やアース製薬(家庭用殺虫剤
「ゴキブリホイホイ」)などを傘下に置いていて、今後M&Aを活発化
させるのは間違いないでしょう。
2011年3月期の連結売上高は前期比5%増の1兆1380億円、営業
利益は同22%増の1200億円の見込み、と日経は書いています。
超優良企業と言えます。
ところで、日本の医薬品市場規模は7兆円(2004年)。世界規模の
80兆円(06年)の1割弱を占めていることが、日経の去る7月20日
の記事で指摘されていました。日本人がいかに”薬好きな国民”かと
いう数字だと読めます。国内5大メーカー(医療用医薬品売り上げ額
5000億円以上)は、「武田薬品工業」「第一三共」「アステラス製薬」
「エーザイ」「大塚製薬」です。薬好き国民をつくっている五大メーカー
ということになります。
70肩にこの2ヶ月ばかり苦しんでいて、サロンパスベタベタのわが身
ですが、製薬会社の隆盛は、ありがたいような、いやマズイ、ような。
そんな大塚HDの上場ニュースでした。
pm11:51 I’m OK