食と農シンポジウムまで37日/クロマグロ卵巣カラスミに

12月15日  How are you doing

永らくの休筆。ご免なさい。「NPO食と農のシリーズ・シンポジウム」
第1回(2011年1月22日)まであと37日。参加申し込み受付中です。
今日からカウントダウンします。で、このサイトも当日までタイトルに
忠実に、”ほぼ毎日発信”して行きます。お付き合い下さい。


【シンポジウム第1回の開催要領】
日時:2011年122日(土)午後6時から~。
場所:東京飯田橋のJR飯田橋わきのセントラルプラザ10Fの
   「東京ボランティアセンター」
会議室。
主催:NPO食と農
後援:(財)都市化研究公室 (財)日本消費者協会
参加費:500円(資料代。当日)
メインスピーカー:長野県佐久穂町のレタス農家横森正樹さん

横森さんの紹介:家族経営で数千万円の年収を上げる超優良農家。
  土作りを農業の生命線にし、「これぞレタス」という安全安心で
  美味しく日持ちの良い一級品のレタスを作り、中京地区や関東
  地区のスーパーの保冷車に毎日、現場まで荷受けにきてもらう
  という取引関係を築いている。いかにして他に負けない美味し
  い野菜を作り、いかに有利に売るか--というノウハウが聞き
  どころ。そこから日本の農業の将来方向が見える。
参加定員:50人。申し込み順に定員になり次第締め切る。
問合せ・参加申し込み先:「NPO食と農」シンポジウム事務局

 横森さんは冬場、全国各地や海外をボランティアで駆け回り、
  農業興し・地域興しを説いている。シンポジウムではそうした
  体験も語ってもらう。講演のあと質疑応答の時間もたっぷりと
  取る。スピーカーと参加者との交流を大事にしたい。

 

  *0467-31-3054(宮崎) *042-530-5203(水谷)

【クロマグロの卵巣からカラスミを作る】
日経新聞12月14日夕刊。鳥取県の研究機関が、いまは大半が捨てられているクロマグロの卵巣を使ってカラスミを開発、試験的にレストランへ提供し、好評だそうだ。そのレストランの1つは、東京新橋にある鳥取県のアンテナショップ。不定期での提供だそう。近いうちに試しに食べてみてレポートしましょう。 
カラスミは国内ではボラの卵巣を使うのが一般的だそうだ。珍味ですね。
ボクは好きです、ちょこっと食べればいいです。カラスミは--魚の卵巣を塩漬けにし、塩漬け後に乾燥させたもので、色が黒っぽいことから中国製の墨(唐墨)にちなんで名付けられたそう。
ボラの卵巣は小さいが、クロマグロの卵巣は”巨大”で(新聞の写真では)客受けすれば、利益も相当出るだろうと思わされます。

それにしても、われわれ現代人のグルメ志向はどこまで行くのだろうと、思ってしまう。大根飯、芋ご飯、だご汁の時代からわずか半世紀。輸入食品がとめどなく流入し、日本の農業が圧迫されております。価格差に負けてそうなり、今後もその傾向に歯止めは効きそうにない、と一般に言われています。
でも、実態は、そうばかりではありませんよ。全国の「げんき農家」を取材して廻っていますが、輸入野菜に負けない値段で流通ルートに乗せている農家・農産物もじわり増えつつあります。経営努力次第ということです。
安心安全・高品質野菜作りの技術は日本は間違いなく世界一。それをどう活かすかがポイントですね。
日経の記事のクロマグロのカラスミのような、加工食品もそのような方向で見ると面白いではありませんか。 (文責:宮崎=NPO食と農理事長)

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