11月10日(火)サツマイモを全部収穫

●霜の前に全部収穫しよう、と

霜月が深まります。サツマイモを強い霜に当てると畝の中といっても、イモがやられますので、この日、全収穫することにしました。NPO会員の5家族8人が連絡を取り合って収穫作業に出動しました。畑はもちろん石岡市宇治会のNPO農場。長さ10~20メートルの畝が6本ばかりあります。霜がすでに何回も降りたのでしょう、葉も蔓も枯れかかっています。蔓は畝から畝へ長く伸び、入り乱れ絡み合っています。畝間の草も目立ちます。夏の除草と蔓返しをサボった証拠を見せつけられ、辛い思いに駆られながらの作業です。他のメンバーはどうだか「?」ですが。

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●鮮やかな紅色のベニアズマを堀り上げる醍醐味

芋堀りの真っ先の作業は蔓切りです。蔓返しをしなかった報いで絡み合った蔓を切るのは大仕事。フーフー言いながら男たちが頑張ります。続いて、女性軍がマルチをめくり取ります。すると、軟らかい優良質の土が現れ、あとは切り取った茎の周りの土を掻き出すだけ。大きなサツマイモが3つ4つ連なって出てきます。ベニアズマ独特の鮮やかな紅色の、ツルツル肌のイモに歓声が上がります。1個1kgもありそうな巨大なものもあります。実に美味しそう。まさに芋掘りの醍醐味、嬉しい瞬間です。
全部で200kgも取れたでしょうか。昼食の時間を挟んで乾かしたあと、会員からの産直の注文20kgと10kgの2個口をまず作り、残りの芋のうちの優良品を商品用に保管することとし、さらに残ったものを4家族で分け、持ち帰りました。
●土に埋める伝統の天然保存を今年こそ成功させるゾ
保存用は70kgぐらいか。土中に埋め、モミガラをたっぷりかけて保温し、その上から土をかけて天然保存する――という農村伝統のノウハウを我々NPOは頭では分かっていて、毎年実行しているのですが、なかなか100%の成功に至りません。ミミガラ集めなど準備万端を期し、今年も大きな課題に挑むことにしています。