8月12日 お盆前の草取り

夏草の伸びる勢いは凄いです、特に畑の草は。日当たりはいいし、肥料もたっぷりなので、一気に伸びます。炎天下では草取りの時間も限られます。お盆休みもあるし。
ならば、その前に少しやっつけておこうと、12日、一人で畑へ出ました。
早朝7時前に着き、曇り空も有り難く、NPO区画の雑草に挑みました。最も面積多く栽培しているのはサトイモで、ここは8月初め他のNPOメンバーがパーフェクトにキレイにしていて、逆にその隣りの紫蘇の脇が草ボウボウとあって、ここをやっつけにかかりました。すると、ほどなくカンカン照り。チェッと舌打ちしながら、それは覚悟とばかり戦闘モードに入ります。
腰の辺りまでびっしりと生え伸びた雑草を、掻き分け掻き分け、右手で草の根に鎌の先を入れ、左手と共同作業で力を集中させて引っこ抜く、という得意のやり方です。片膝を着き、手に一番力が入るスタイルで。前日、大雨が降り、土が軟らかいのが幸いし、大雑草群の割にはまずまず良く抜けます。持ち前の馬力でガンガン攻め込みました。少しずつ少しずつ前進です。地肌を見せた黒土の上に汗がボタボタ落ちます。脱水症にならないよう、間断なくペットボトルの氷水を飲みます。
雑草は・・・・・・一番目立つのは、チカラシバ、メヒシバ、カヤツリグサ、エノコログサら根の強い性悪ヤロウども。これらを一叢(むら)ごと一株ずつ根ごと引き抜いていきます。やはり性悪のタケニグサやワルナスビ、ギシギシも大きく伸びています。花はキレイだけれど群生すると憎らしいヨメナも、草餅でお世話になるヨモギも猛々しく威張っています。アカマンマと俗称するイヌタデやオオケタデも負けじと伸びています。背の低いカタバミ、コニシキソウ、スベリヒユなども根を張っています。
畑の隅には、葉がベタベタする蔓性のカナムグラや同じ蔓性のヤブカラシもあります。何本かクズも。これらを昼までかかって抜きました。結果、2m×10mほどのスペースが作れました。秋野菜でも植えようと思いながら、before~afterのafter光景を楽しみました。写真はそれではありませんが、夏の豊かな畑の緑、というキャプションを付けたいカットです。

s-obonkusatori090826.jpg午後、どにちファームの、永瀬さんの門口にかかる道路脇に除草した草が積み上げられていて目障りです。その山を片付け、山の周辺の草を取りキレイにしました。さらに小屋の脇の廃マルチの袋を全部車のトランクに積み込み、ここも何年かぶりに整理しスッキリ気分になりました。NPO区画のトウモロコシやウリを箱いっぱいに収穫し3時過ぎ、帰途に付きました。高速道はお盆の混雑もさほどでなく、早仕舞いがよかったようす。      

正味7時間の労働。炎天下で、少し無茶だったかもしれませんがが、ときどきファーマーには、注意して頑張るしかないのです。麦わら帽子に守られ、氷らせたボトルの水や休憩時間のアイスクリームをエネルギー源にして。      (8月26日 文責:宮崎)
<草猛る 畑も小屋も 覆うほど  隆行>
<草を取る 十五年前の 母の声  隆行>