子供ジャガイモ掘り体験 6月27日(土)

6月27日(土)
 東京の麻布・青山・渋谷界隈でベビーシッターサービス業などを営む「One & Only」社(森島真弓社長)との間で、「子供ジャガイモ掘り体験」を企画、27日に実施しました。参加した子供は小学2年生(男2人)と4年生(女7人)の計10人。森島社長や同社のエデュケーションディレクターの村岡竜二さんの仕事関係の家庭の子供たちです。
s-090627NPOno1.jpg 一行は、お二人ともう一人のスタッフ計3人が同伴し、村岡さんが運転する大型ワゴン車で午前11時にNPO八郷農場(石岡市宇治会、旧八郷町)に到着。地主の永瀬二郎さんと土日農研のメンバー(畑が隣り同士)に迎えられ、早速ジャガイモ掘りに取り掛かりました。「掘って掘って掘りまくるぞー」。村岡さんのゲキが飛びます。掘ってもらったほうが楽というNPOの事情もあり、「どうぞ掘りまくって」というわけです。畝のマルチを予め剥ぎ取っておいたので、子供たちは、枯れかかった茎を目当てに畝の土を手で書き出すだけ。その中から、大きなジャガイモの玉が5個10個と連なって出てきます。
 「うわあ、大きい」「いっぱい成ってるう」などと言いながら、もう夢中です。ジャガイモ掘りは、みんな初めてとのこと。はじめは腰が引けていましたが、じきに慣れ、ジャガイモが土中からごろごろと出てくるのが面白い様子です、堀り残しを気にせず、先へ先へ掘り進んでいきました。はい、ご苦労様、掘り残しはオジサンたちがカバーするから構わないよ。たくさん掘ってくれてありがとう、と思いながら私は見ていました。翌日、全部掘り起こす予定でしたから、大助かりです。
 1時間ばかり、広いジャガイモ畑の三分の1ほどを掘り、子供たちは大満足の様子。みんな、面白かったあ? ジャガイモの出来方、わかったかなあ? 終わりにそう聞くと、うなずく子もいたし、子供たちの顔が輝いていたので、みんなYESだなと私は安心しました。
掘り始めに、ジャガイモの植え方と、2月28日に植えたこと・約4ヵ月後に収穫すること、ジャガイモの栽培は種芋から増やすのでクローン生殖であること、などを説明しましたが、それらのポイントだけでも子供たちの頭に残ることを期待しようと思いました。ジャガイモの花が咲き終わっていたのが唯一残念なことでした。
 サツマイモ(ミラサキイモ)の苗作りをすぐそばでしていたので、その話を少しし、その隣りにサトイモの葉が30cmにも伸びていたので、その説明をし、そのまた隣りに紫蘇がわさわさと繁っていたので、帰りに好きなだけ千切ってお母さんへお土産にもって返ってもらうことを話しました。子供たちの顔が、ぐぐいと輝いていました。

s-090627NPOno2.jpg お昼。土日農研のオジサンたちと一緒に豚汁昼食を取り、そのあと太陽に当て乾かしておいたジャガイモをめいめいに5kgぐらいずつ袋詰めしてもらい、日程を終了しました。1時過ぎ、子供たちはワゴン車で筑波山中腹にある”お猿さんランド”へ向いました。
 NPOでは、子供たち1人から体験料1,000円、ジャガイモ代金400円を頂きました。 ありがとう、みなさん。来年もまたNPO農場にいらっしゃい!
 同社での、ジャガイモ掘り体験の参加呼びかけに対して、定員をはるかに上回る希望者があったそうです。嬉しいことです。同社では、9月に「栗拾い体験」を企画して下さっています。待っています。NPOも、頑張らなくちゃ。  (7月30日 文責・宮崎)