ジャガイモを植える

枯れ草を燃やす

ジャガイモを植えてマルチをかけた

3月12日(木)。 筑波農場の春耕。大友さんとわが夫婦の3人で畑へ。今年はじめての農作業だ。畑の霜柱も取れ、陽光さんさんの時期となり、2日、3日と好天の続く週末がなく、好天が続いたウィークデイを選んだ。

昨秋、里芋を収穫したままの畑が茫茫として陽を浴びている。枯れ草が地面をベタッと覆いカラカラに乾いている。それを集め、マッチを刷り火を点ける。それを横目に耕運機をかけた。旧い畝の周りにホトケノザなどの雑草がもう10cmにも伸びてはびこっている。耕運機の鋭利な刃をいくつも付けたドラムが回転し雑草を切り裂き、硬くなった土を噛み砕いていく。そう、これが耕運である。

春のこの作業を春耕と言う。長閑なこの語彙が好きだ。気温、15度ぐらいか。汗が出るかでないかぐらいで、爽快である。土がほのかに温い。長靴ごしの足が、そして耕される土の色を見る眼がその温さを感じる。風が強い。畑の両脇に小さな雑木の森があるほかは、畑の前には田圃が開け、広々と風が吹きぬける。遠く筑波の連山が木の芽どきを迎えるのも間もなくだろう。そんな自然のド真ん中に、無心の僕がいる。

100坪ほどの今年の栽培予定地を1時間ばかりで耕運。続いてジャガイモを植える畝を作る。60mばかりの長さのものを2本。畝の高さ20cmほど。かねて買い置きのジャガイモの種--キタアカリとアンデスレッドの2種(計6kg)を1個1個(大きい玉は半分に切る)、畝の中央に5、6cmの深さに埋めて行った。最後が、この畝の上にビニールのマルチを掛けて畝を覆う作業だ。雑草対策である。一連のこの作業が1時間。

合計2時間の3人の息の合ったパフォーマンスと言っておこう。ああ楽しかった。ジャガイモは110日後、6月末の収穫となろう。まずは開花が楽しみだ!!

(3/15 宮崎記す)