NPOつくば農場でのジャガイモ掘り

7月18日 How are  you  doing?

ジャガイモ堀り、のシーズンです。会員の農友による記事と写真です。お読み下さい。

●7月13日(土)。NP「食と農」のつくば農場(石岡市柿岡=旧八郷町)
でジャガイモの収穫が行われた。参加者は流れ落ちる汗をタオルでぬぐ
いながら収穫の喜びを味わった。参加者は法人の宮崎理事長夫妻、会員
の大友さん一家3人(息子さんにお孫さん)に、元吉さん、越川さん、
小生(藤田)の計8人。7月に入って猛暑続きながら、この日はみんな
の祈りが通じたように曇り勝ちの天気でラッキー。それでも蒸し暑さは
そうは緩まず、熱中症予防を考え、昼前
11時半ごろに手早く作業を終え
た。
12時過ぎに一時雨がパラつき仕上げのタイミングもラッキーだった。
●ジャガイモは、去る3月末に種芋を植えたもの。春先の寒さのせいで、
やや生育が遅れ、ちょうど掘りごろだった。作業は、まずはジャガイモ
の畝のマルチ剥がし。大友さんと息子さん、元吉さん、越川さんが畝
(長さ約
50メートル)を覆うまでに畝間から伸びた雑草を鎌で刈り取る。
すると、地表に黒いビニールのマルチが現れる。これを宮崎夫妻と小生
で剥がして行く。このマルチは種芋の生育を促進するための地温の確保
と、マルチ下の雑草防止が目的だが、マルチの切れ端などが土中に残ら
ないように丁寧に剥がして、廃棄(行政が最終処分の対処をしている)
しなければならない。さあ、これでジャガイモを収穫する準備が完了。
続いて、全員そろってジャガイモの茎の部分の土を手で掻き出すように
して(マルチを剥いだばかりの畝の土は柔らかいので)、玉を掘り出せ
ば・・・生長したジャガイモの玉が
2個,3個,4個と出てくる。

●「出来、悪いなぁ」と宮崎理事長。「何年か前の豊作年は10個も20個も
繋がって出てきたんだけどなぁ」と長嘆息。ベテラン会員の大友さんも
同調する。縦長形のメイクイーンは、大きいものだと長さ
1718センチ
といったことろか。小玉はその半分ぐらい。収量はというと、列によっ
ても違い、この日は
2列掘って、“高台”の1列が40kg、“平地“の1
10kgといったところだった。元吉さんは東京の自宅近くの市民農園を
耕作中といい「農園仲間のジャガイモも今年は相当不作と聞いている」
と話していた。
●今年の不作の原因は何か?「ナス科のジャガイモは連作障害を起こす
ので、我々は
同じ耕地での栽培は2年を限度に他の作物と輪作している」
そうで、その点の問題はなさそう。「その他の要素として天候、種の良
し悪し、肥料の加減などが考えられる。周囲の農家の出来なども情報を
集めてよく原因を分析してみなくちゃ」と宮崎理事長は話していた。
●では味はどうか? この日の出動者で収穫したものを分けて持ち帰り、
チェックすることになったが、小生は「◎」の評価。メールの交換で
他の人たちもほぼ同様だったよう。味に救われて、いくらか溜飲を下げ
たというところか。
残り
3列。2週間後にみなで予定した次回の収穫に期待しよう。

  この日はジャガイモの収穫のほかにサツマイモのツル返しと畝間の雑草
取りの作業をした。ジャガイモ以外の収穫はシソの葉、トウモロコシ、
カボチャ、ナス、トマト、キュウリ、シュンギクと多種。カボチャは、
やや未熟だったが「未熟を我慢して取ろう」と、またシュンギクは花が
咲いていたが「脇芽を取ろう」と、“週末農業”ゆえの制約やハンディ
キャップのある収穫となった。                        


最後にトピックを1つ。画像をご覧ください。私がトウモロコシの葉に
潜んでいたところを見つけたトノサマバッタです。体長5センチぐらい。
ひょいと頭をつかむと、その鋭い口で私の指をがぶり。その痛みに彼の
元気さを知り、近くの雑草の葉に逃がしてやりました。子供のころ荒川
の河川敷で夢中で追っかけまわしたカレに会え、60年前の童時を想い
起こしました。

                  (7/18 文責 藤田実

※ジャガイモ収穫の模様プラスその味、の原稿、まずはアップします。
 写真を別項で、すぐこのあとに。