4月11日 How are you doing
この4月から5年度目を迎えた「NPO食と農」。3ケタへ会員を乗せること、そして
会員に、筑波山麓(茨城県石岡市)のNPO農場に、もっと沢山出動してもらうこと。
それが目標です。読者の皆さん、どうぞ会員に! 会員の皆さん、どうぞ畑へ!!
今年は様々な機会をとらえキャンペーンを張ります。<畑へ出よう>キャンペーンを。
その狙いと、キャンペーンの宣言は、以下です。近々の会報で呼びかける予定です。
季節を感じつつ、自然に触れつつ、生きる。これが人生の基本だと思います。
ルソーの『エミール』を思い出します。自然の中で行う人間教育の確かさを。
また、体験教育を重視し実践したジョン・デューイは、家の中には実験装置や
工作道具があり、家を出ればそこに畑や森が広がっている生活環境が子供には
理想だと説いています。その通りですね。学習塾が生活の中心にある教育環境
は間違っていて、その責任は親にあります。特に都会では、子供たちを自然の
中に追い出すぐらいの強い決意が親にないと現状打破はできないでしょう。
「NPO食と農」の運動を始めるはるか前の1995年から続けている筑波山麓での
週末農業の会(「土日農業研究会」)でもそのことを仲間のみなさんにずっと
言い続けています。Y家では3歳と0歳の兄妹が、またK家では1歳と0歳の兄弟
が両親と一緒によく畑にきました。彼らは「自然大好き」の子に育っています。
そして今、その畑から少し離れた場所にあるNPO農場には、O家の2歳数か月の
エイタロウちゃんが両親・祖父母と一緒に、ときどきやってきています。
彼らはちょこちょこと自由に畑じゅうを動き回り、どろんこになり草に這い、
カエルやダンゴムシと戯れます。伸び伸び、生き生きと。トマトやキュウリの
収穫となると、それに一点集中し一生懸命になります。
この「伸び伸び」と「集中」こそが生命線だと私は見ています。すばらしい
子育ち、です。みなさん、ぜひお子さんを、お孫さんを畑へ連れ出して下さい。
NPO筑波農場は都会にある市民農園とは違います。自然度100%の畑で、筑波
連山を遠くながめ、土に触れ風を感じつつ耕作する喜びは、もうサイコーです。
ホウレンソウ、大根、芋など自作したものを収穫する満足感も、サイコーです。
人間としての「本源的悦び」といってもいいでしょう。心を開放し大地と同化
して無心に肉体を動かす農作業は、何にも勝る「健康作り」だと思っています。
「生き甲斐作り」といっていいかもしれません。つまり農作業は、ゴルフなど
の競技スポーツの健康作りとは絶対的に違います。無心に行うジョギングとは
通じるところがあるかもしれませんが、大地と同化する点で農作業はそれとも
次元の違う健康作りだと私は思っています(いやいや、我田引水でなく)。
ということで、皆さん、<できれば四季ごとに1回>、<せめて年に1回>
NPO農場にきませんか? 農場訪問で、必ずや皆さんの眼前に<新しい世界>
が開けるはずです!
都市民のため農業体験の場を提供しようという「NPO食と農」の活動を大きく
転回させるべく、会員の皆さんに向け、また社会に対し、大声で叫び続けます。
《 四季ごとに1回、 畑へ出よう、 新しい世界を開こう 》
■ 皆さんのご意見お寄せ下さい。入会のお申し込みやお問合せなども頂きたく。
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