ゲンノショウコ

ゲンノショウコの花110915ブログ用
9月14日 How are you doing

残暑、いかがお過ごしですか? 9月初めに、遅い夏休みを取りました。
ほぼ完璧に心身を休められました。いくつか飛び込みのスケジュールを
容れたので、その分、だらだらとちょっと長い休みになってしまいました。
当サイトもしばらく休みました。今日から再開です。またお付き合いを。

1週間ばかり前に、庭のあちこちに生えているゲンノショウコがぽつぽつと
花をつけ始めました。薄紫の小さな花を、神さんが千切ってきて、食卓の
一輪挿しに飾っています。下痢やかぶれに効き目抜群という、身近にある
代表的な薬草で、下痢に即、効くというので「現の証拠」と言うのだそうな。

わが庭で増やし始めた(種で増え始めた)のはもう20年近く前のこと。近く
の運動公園の脇に生えていた野生株を引き抜いてきたのが始まりでした。
葉にメチャ苦い成分(タンニン)を含んでいるというので、これを天然農薬
にしようと企んだのです。ゲンノショウコにプラスし、やはり葉がメチャ苦い
花のマリーゴールドと、葉がメチャ臭いドクダミの3種を干して乾かします。
それを煮出して「3種混合天然農薬」に。これを、畑のレタスやキャベツに
水で希釈して散布すると、害虫に効き目抜群なのです。真っ黒い色をして
いますが、臭くて苦いので、害虫が近付らず葉を食わないというわけです。
もちろん100%ではありませんが、使い甲斐は十分。ものの本にも書かれ
ています。最近では野性のゲンノショウコが減少していますので、手に入ら
なければ、ゲンノウショコ抜きの2種混合で試してみるといいでしょう。これ
でも害虫を「忌避」する効果は捨てがたいです。

薬用植物に最近関心が高まっているようです。『食べて治す医学大事典』
(主婦と生活社。3301円)を私は、座右において、ときどきながめて勉強
したり、楽しんだりしています。値段は少し高くなっているかもしれませんが、
この手の本はなにかと参考になります。本屋で眺めてみて下さい。
興味深深のはずです。

薬用植物についてもう一つ情報です。9月25日、千葉大で漢方治療研究会
(東亜医学協会主催)のシンポジウム「日本発--農・薬・医の連携新時代」
が開催されます。日経新聞9/8夕刊の「あすへの話題」にありました。
面白そうです。参加条件は各自でお調べを。  (9/14 宮崎記す)