NPO食と農の「ヒナプロジェクト」について

5月12日 How  are  you  doing

NPO食と農、は石岡市のNPO筑波農場で、小学生の例えば「総合学習の時間」
などに、農場の鶏舎で、鶏のヒナが孵化する瞬間を児童が観察し撮影し、それを
児童それぞれの「マイブログ」に自らアップロードする--という「ヒナプロジェクト」
をNPOとして提供する事業を、この夏あたりから実施する準備を進めています。
地元の小学校と連携するコース、東京などの親子連れに利用してもらうコースなど
いくつかのコースを考えて、体験希望先の獲得交渉を始めたところです。
この記事をご覧いただいたあなたの息がかりのグループ(何人からでも結構ですが、
最低5人以上、最大40人ぐらいまで)に手を上げていただくことも大歓迎です。宜しく
ご検討下さい。

内容は、こうです。鶏のヒナは、親鳥が抱卵し始めて21日で孵化すると言われてい
ます。NPO筑波農場の地主さんで本会会員でもある宮本建二さん(石岡市柿岡)
と相語らい、宮本さんの鶏舎で、ヒナを孵そうというわけです。体験希望者が例えば、
8月のある日に、孵化を観察し撮影する「X日」を設定したとしましょう。その日から
遡ること21日前から、鶏の抱卵を始めます。すると21日後の8月X日に、鶏舎に来
ればヒナの孵化が観察できるというわけです。それをデジカメやムービーなどで撮影
し、その画像を子供たち独自のブログを設定し、子供たち自身がそこにアップロード
する、という作業を、NPOの専門スタッフが指導します。もちろん一切の経費はNPO
で負担します。ただし、鶏舎までは、例えば東京からの親子グループだと自家用車で
きてもらうことになります(それが便利。他の方法もあります)が、その経費は利用者
負担ということになります。

鶏のヒナの誕生は、いまでは専業の業者が大量生産でやるようになったので、農家
でも見ることができないのが現状です。しかし、ヒナの誕生は実に感動的だし、かわ
いいです。その瞬間を観察することで、子供たちに「生命」を実感してもらい、続けて
マイブログをつくることで表現する喜びを味わってもらいます。またインターネット時代
に適応するノウハウの1つも身につけてもらえて、一石二鳥です。ヒナは希望すれば
差し上げます。学校で飼育しても、家庭でも飼育してもよいし、不要なら、宮本さんが
自分の鶏舎の鶏の仲間入りをさせます。
NPOでは本格実施へ向け、21日で本当に孵化するのか、日数はどうかを第1目標に
おいて、いま抱卵させて確かめるトライアルを実施中です。それも大切な準備の1つ
ですから。ご期待下さい。                    (5月12日 宮崎記す)