NPO食と農のシンポジウムまで22日/JAの農業改革案

3月7日  How are you doing

【NPO食と農シンポジウムin千葉3/29、参加募集中。お待ちしてます】
10年度3回目。農業の元気化・見える化・6次産業化を目指してがテーマ。
千葉県成田市の有機野菜卸業「ナチュアラルシードネットワーク」の石井吉彦さん
が講師。全国で1800人の有機栽培農家を傘下にし大手スーパーなどへ
こだわり農産物を卸し販売する体制を10年で築いた事業理念とノウハウ
を話して頂きます。事業に対する「高い志と目標に向う情熱」が聞き処。

午後2時。千葉市民文化センター。参加費500円。要予約(申込み順)。
申し込み・問合せ先:担当宮崎(0467-31-3054)へ。
講演に続き、質疑の時間をたっぷり設け問題点や今後の方向性につき
議論を深めます。農家の方々,事業者,消費者の参加をお待ちしてます。
石井さんについてはこの欄で事業のポイントを順次、公開していく予定。

<JA全中の農業改革案は「水田を20~30ha」に集約する>
4日、全国農業協同組合中央会(JA全中)の茂木守会長が記者会見で、
明らかにした。全国の水田を1集落ごとに1つの中核担い手と位置づけ、
1中核担い手に20~30ha程度の農地の集約化を図ることとし、5年後
の実現を目指すのだという。中山間地では10~15ha程度に。
集約化を図らなければならないのは当然で、むしろ遅すぎる”大改革”で
ある。集約化するというその面積も、まあ妥当なところだろう。政府は3月
下旬にも「食と農林漁業の再生実現会議」の改革議論の中間報告をする
予定になっており、それに先駆けてJAの”覚悟”を示したというところか。

しかし、その実現方法については具体策は示されておらず、覚悟はどれ
ほどか疑わしい。これまで農地の集約化を遅々として進められなかった
全中のお手並み拝見だ。政府もそうだが、しっかり方法論とロードマップ
を示してやってもらおうじゃないか。まずは、次の、政府の同会議の中間
報告の内容に注目だな。
中核農家のほかの、例えば兼業農家や高齢農家などは用水路や農道の
維持などの協力者として位置づけるという。なんだ、こりゃ、である。もっと
重要な働きをしてもらう「理念」や「構想」が示されなければ、農業改革案
になどならない。農村工業をどう興すか、農家の知恵を新しい都市・農村
融合という観点からどう生かすか、そうした「農政」が構築されなければ、
日本の農業・農村の未来は開けない。おかしいと思いませんか。
何を考えてるんだろう、全中は!?

pm11:55 I’m  OK