12月12日(土) NPOマロンパークの栗の木の枝の剪定作業

栗畑36アールの栗の木70本ばかりの枝を剪定する作業を、NPOスタッフ2人でやりました。初めての体験なので、われらの師匠・永瀬二郎さん(梨農家)に手本を示してもらい、スタッフも練習として少しだけ実際に作業をしました。
作業は、太陽の光を浴びるたくさんの枝の中で、光を上の枝で遮られているような下部の枝を切り落とすのがポイント。下の枝では、葉の光合成が落ちて栗の実がよく育たないし、それらを成らせないことで木全体の実をすこしでも大きく育てようというわけです。師匠がその説明をしながら
チェーンソーで次々と不要な枝を切り落としていきます。昔、栗も栽培していたそうで、さすがに師匠の作業は的確で、素速い。枝の切り口に、われわれが保護剤を塗ります。それで完了です。
 2面ある栗園の1面だけをやり、残りは来年正月回しとしました。栗園はこのあと、春へかけて下草がものすごい勢いで伸びますので、なるべく早めに草刈機で草を刈り取ることが必要です。先制攻撃がここでもモノを言います。こうしてひと月ないしひと月半に1回ほどのペースで36アール全部の園の下草を刈って、9月の栗拾いを迎えます。

NPOマロンパークの栗の木の枝の剪定作業NPOでは、この栗園「NPOマロンパーク」の草刈などの作業を、「栗十字軍」と呼んで都市民のボランティアで推進していきます。来年が2年目の栗園の管理です。1年目の作業の遅れなどを反省し、きちんとした年間の作業計画を立てて、出動していただくボランティアの方々には、弁当や交通費の支給ができるよう予算化して、このプロジェクトの運営をしていく方針です。
 栗園は、高齢農家の依頼を受けて耕作受託しています。「日本の食と農」の健全な発展を旗頭にする「PO食と農」では、不耕作地の耕作を引き受けるのを目的の一つにしているからです。
栗プロジェクトでは、市民のみなさんの一段のご理解・ご協力を期待しています。来春3月ごろから「栗十字軍」の募集を始めますので、応募のほどよろしくお願いしておきます。
(09/12/26 宮崎記す)